【『自分探しの旅』を初めから読む】
《第37話》
この時の自分の気持ちを部分的に捉えると、なんと幼稚で、社会をなめた甘い発想だったのだろう。
しかし、当時の自分は、完全に盲目になっていた。
ましてや、その無責任な甘い発想が、もっと大きな視点で見た時に、私の魂の修行のための完璧で絶対的な必要プロセスだったことなど、知る由もなかった。
ブログ全体を通して、私が一番お伝えしたいメッセージが込められているメインテーマが、この「自分探しの旅」です。
特に初めてこのブログを読まれる方は、
是非、ここ ↓ から順番にお読みください。
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「自分探しの旅」で私が掴んだ真実とは何だったのか、理解を深めていただくことが出来ると思います。
「自分探しの旅」は物語調に書かれていて、一つを読み終えると、続きへのリンクがあり、そのまま読み進められるようになっています。
また、ストーリーの途中で、私の心の旅の協力者となった様々な人物や著書、アニメなどをコラムとして掲載しています。
コラムには、私の心の変化のきっかけとなった多くのヒントが含まれていますので、こちらも是非、メインのストーリーと一緒にお楽しみください。
(ストーリーに沿ってコラムへのリンクが貼られています)
尚、「自分探しの旅」は、全て私自身に起きた実話です。
よって、物語に出て来る登場人物や企業団体等は全て実在しますが、プライバシー保護のため仮名にしていますので、ご了承ください。
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※このストーリーは、現在進行形で更新しています。
是非、続きが公開されるのを楽しみながらお読みいただければと思います。
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【『自分探しの旅』を初めから読む】
《第37話》
この時の自分の気持ちを部分的に捉えると、なんと幼稚で、社会をなめた甘い発想だったのだろう。
しかし、当時の自分は、完全に盲目になっていた。
ましてや、その無責任な甘い発想が、もっと大きな視点で見た時に、私の魂の修行のための完璧で絶対的な必要プロセスだったことなど、知る由もなかった。
《第36話》
ある日、会社を辞めた東山さんから電話がかかってきた。
東山さんは、独立すると言って会社を辞めたきり、私も連絡を取っていなかったし、何をしているのかも全く知らなかった。
風の噂では、能力開発とは全く異業種の仕事をやっている、とだけは聞いていた。
しかし、直接彼の口から発せられた話は、人材教育サービスの事業だという。
《第35話》
お金には、強力なパワーがある。
それは時として、人間に錯覚を起こさせる。
経済的に豊かになる、という目標は大切だ。
私は、「清貧の思想」を掲げるつもりなど毛頭ない。
豊かさが豊かな人間を育成し、貧しさが心を痩せさせてしまうこともあるだろう。
しかし、豊かな経済力が常に正比例して、豊かな人間を作るとは限らない。
《第34話》
この頃の自分の心の中を表現することは非常に難しいが、あえて誤解を恐れずに表現するとするならば、
プラス思考で完璧なまでに出来上がったマインドの奥の、心のとても深い部分に少しずつ溝が出来始め、
その溝がどんどん心を蝕み、心全体を浸食して、空洞が広がりつつあったような感じではなかろうか。
《第33話》
私はこの時期、営業実績を積み上げていく中で、ちょっと気になっていたことがあった。
自分自身はこの能力開発教材で、ある程度、自分の望むような結果を出して来た。
しかし、自分が教材を販売したお客様はどうだろう・・・
《第32話》
私と東山さんは、共に北野本部長に惚れ込んでいた。
もちろん、私たちだけでなく、外交セールス事業部の中で、北野本部長の求心力と部内の結束は、とても固かった。
しかし、特に私たち二人は、北野本部長に可愛がられた。
その時代、北野本部長と東山さんと私は、3人で良く飲みに行き、仕事や営業について何度も熱く語った。
私たち二人にとって北野本部長は、既に上司としての域を超え、無条件に信頼できる“親父”のような存在となっていた。
「俺、北野さんが強盗をやれと言ったらやれますよ」
そんなことを本気で口に出していた。
そんなある朝、大事件が起きた。
《第31話》
(前半より続き)
翌日、誰も見た事のない、その大胆な目標数字をホワイトボードに書き込んだのも、彼自身だった。
この東山さんこそ、私の新たな運命の扉を開けさせる、重要な鍵を握る人物になろうとは、まさかこの時は思いもよらなかった。
《第30話》
ここで、ほんの少し話を遡らせ、北野本部長が来てまだ数ヶ月の頃の、私が最も業績を伸ばしていた時代に話を戻そう。
なぜなら、私の辞職と、その後の展開に深く関与することになった、ある鍵を握る人物を登場させなければならないからだ。
《第29話》
(前半より続き)
私はこの頃、恐ろしいまでに強固な自己を確立していた。
今、思い返してみても、当時の自分は神憑っていた。
というか、一歩間違えば、気が狂っていたのではないか?と思うぐらいだった。
自分がトップの業績を収めることに、何の疑いも湧き上がらないぐらいに強烈な自己暗示をかけ、鮮明なイメージを持っていた。
この頃、私は誰からともなく『信念の男』と呼ばれるようになっていた。
《第28話》
北野本部長から、営業マインドの基本を徹底的に教えてもらったあの頃。
正直に言うと、ここから約2年間の記録というものがほとんど残っていない。
実は高校時代から、ほぼ毎日のように付けていた私の日記は、この頃、プツリと途絶えている。
なぜ、この時期だけポッカリと、日記やその他の記録が残されていないのか。
それは多分、この時期はあまりに充実していて、自分の心に真剣に対峙する必要性を感じなかったのではないかと思う。