2016年10月、惜しまれつつ肉体次元を卒業して逝かれた、精神世界の名著「黎明」の著者、葦原瑞穂さんが、地上で役割を持つ私たちに、最後に遺された「黎明」の原稿が、待望の増補新版として、新たに地上に送り出されます。
「黎明」や葦原瑞穂さんにも浅からぬご縁を感じている、「黎明」大ファンの田久保剛としてもこの上ない喜びと、新たな役割を感じております。
新版『黎明』胎動の記憶
「『黎明』新版の原稿は、どんな状況ですか?」
いつしかこんな言葉が、葦原さんと会うときの挨拶代わりのようになっていたことを思い出します。
「時々、出版社の方からも色々気を遣いながら聞かれるのですが、私の原稿の書き方を知っているので、あまり深くは突っ込めないようですね…」
そんなことを笑いながら話していました。
“私の原稿の書き方”とは、私が解釈するに、「(自我意識で)書こうと思って書ける情報ではない」という基本姿勢で、必要な情報が必要なタイミングで“降りて”きて、初めてこの次元に表現される、「上の方の方々」の計画に、自分が沿うだけなので、いくら締め切りを人間側の都合で決めても、その通りにはいかない、という事です。
ちなみに、この場合の“降り方”は、頭の中に天の声が聞こえてくる…的な感じはあまり多くなく、出逢いや、人との話題を通じてとか、たまたま手にとった本や新聞、電車で近く座っていた人の漏れ聞こえる会話とか、調べものをまとめているうちに浮き彫りになったりとか、霊的能力をお持ちの複数の統一見解とか…そのような日常の様々な状況を通して“降ろされている”ものと、私は受け止めています。
1998年発行の初版の帯の裏には「構想2年、執筆11年4ヶ月」とありますが、この11年4ヶ月の中には、原稿を置いた机に向き合っても、何も出来ない(降りてこない)時期が何ヶ月も続いたり、放置状態だった期間もあったそうです。
まあ、その向き合う努力や、良い意味で一旦放置するプロセスも、執筆の一側面と捉えていますので、表記期間は紛れもない真実なのですが。
さて、そんな、「上の方の方々の計画」とは、私たちの尺度から観ると、かくも遅々と感じるものなのか(^_^;…
なんて思うような、毎回のこの話題に急展開がやってきて、「やっと上巻の原稿を出版社に出しました…」そんな進展を伺ったのが、昨年、2016年の春頃だったと記憶しています。
そして、2017年8月、その時入稿された原稿が、新版『黎明』上巻としていよいよ発行されます。
『黎明』大幅な増補改訂の上巻と一部改訂の下巻の背景
この、新版『黎明』(葦原瑞穂 著/上下巻)は、出版社の方とのご縁で、皆様より一足先に、発売直前の新刊が手元に届きました。
この記事を書いている段階で、Amazonを見ると、「予約中・2017/8/7」の表記なので、今予約されれば、早めにお手元に届くのではないかと思います。
2001年5月発行の増補新版の上巻が366ページですので、今回の新版『黎明』上巻は、395ページと、29ページ増量されていますし、まだ手元に届いたばかりですが、パラパラめくっただけで、細かい箇所に数多くの改訂箇所を発見しましたし、大幅に変わったところもありますが、これから更に読み込んで、どこに加筆、修正、削除等があったのか、今から楽しみです。
そして、更に当時、葦原さんから聞いていたのは、大きく加筆される可能性があるのはむしろ下巻で、「アワ歌」や「阿久遺跡」に関する情報や、初版執筆当時、諸事情でそのほとんどが引用文で終わってしまった「教育」の章は、大きく加筆する情報があると伺っていましたが、
下巻の加筆・修正中に葦原さんは亡くなってしまい、そこまで今回の新版『黎明』下巻は、一部分の改訂に留まっているとのことです。
ちなみに、下巻の加筆・修正中は、新版の第3版はケースなども付けて、上下巻合わせた、豪華版にしようか…等というアイデアも出ていると伺いましたが、上記の理由などもあって、新版『黎明』は、2001年の増補新版と同じ、ソフトカバー上下巻に分かれた形です。
装丁は、お馴染み、グリーンとゴールドの黎明カラーでデザインも似ていますが、「黎明」の金文字が、以前の文字を少し横にずらせた表記から、文字を大きく、縦に真っ直ぐ並んだ表記になり、その上に【新版】と記載されています。
また、背景の山の写真は、以前のものとは違って、おそらくこれは葦原瑞穂さんオリジナルの写真です。葦原さんのご自宅近くの絶景ポイントがあるのですが、そこから富士山側を撮影したものが上巻で、棚差しすると分かりますが、丁度背表紙部分に富士山が来ます。
下巻は、その反対側の八ヶ岳ですね。新版が出たときの装丁は、是非、自分のオリジナルにしたいと伺ったことを思い出しました。
オリジナリティの重要性
ちなみに、『黎明』はほぼ文字びっしりの書籍ですが、数少ないイラストや、上下巻の巻頭の絵は、全て著者オリジナルです。
著書は、なるべく著者の純粋なエネルギーをそのまま反映した方が良いと葦原さんから伺ったことがあり、私のブログやサイトの写真も極力自分が撮影したオリジナルに拘っている理由も、その影響なのですが、諸事情で、他者の手が加わることがあるにせよ、挿絵も全て自分の波動で表現する事がより良いそうです。
そんな中で、完璧を求めるならば、第2版の装丁の写真や、またどうしてもページ数合わせ等の諸事情で他書の紹介ページなどは入る事を気にされていたことがあったのですが、この新版では、より一歩、理想に近づけたのではないでしょうか。
葦原瑞穂さんは、この「オリジナリティ」の重要性についてはいつも力説していました。
オリジナルの図としては、魂と転生の仕組みをこれ以上なく分かり易く表現した、ミラーボールの図や、その魂のより大きな個的意識の表現領域を表現したインディヴィデュアリティの図など、コンピュータを一切使わない、葦原さん手書きの図の変遷は興味深いです。
葦原瑞穂さんが遺した最後の贈り物
この度、2017年8月に発行された、新版『黎明』(葦原瑞穂 著/上下巻)は、前述の様々な事情によって当初予定していた情報や形式ではなかったにせよ、今、この大きな変容を間近に迎えた地球の物質次元を担当する私たちに遺された、葦原瑞穂さんを通して普遍意識から託された贈り物であって、
葦原瑞穂さんが以前、言われていた、太古の昔に、「この時代の日本に、ライトワーカーの教科書として、それを必要とされるご縁のある方々に手渡す」という約束を果たされた、最終的な形だと感じます。
そして、もっと知ることのできた情報もあったかもしれない…という、自我意識的な気持はありつつも、真実は、今回の形式、そして情報量こそが、地上に残された、『黎明』に縁のある方々に必要なものなのだと思います。
今回の新版に発行によって、この『黎明』の情報と新たに縁が出来る(約束を思いだし果たされる)多くの方々に届くことも嬉しく思いますし、今一度、『黎明』を読んで、人生に生かしていこうという、そのきっかけになればいいな、と思います。
著書の急逝に伴い、また、諸事情によって様々な葛藤を抱え、悩まれつつも、今回の新版出版に踏み切る、霊的価値のある偉大な決断をなされた太陽出版さん、編集担当者さまに本当に感謝申し上げます。
そして、最も重要なことは、この『黎明』の情報が指し示す先の真理を、私達ひとり一人の日常生活の中で生かし、行動し、顕現する事で、調和の光、エネルギーを降ろしていくことです。
私自身、その久遠の約束に関わった者としての役目を、今後の人生に生かすべく努力していこうと、今回の新版発行をきっかけに、改めて思った次第です。
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『普遍意識の自覚と地球の夜明け』
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参加費:[早割]3,000円(税込・事前振込)
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講師:田久保剛
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