先日の記事でもご紹介した、平澤真希さんのピアノリサイタルを観賞して来ました。
本当に素晴らしいピアノリサイタルでした。
この感覚を言葉で表現しようとしたり、解ろうとする程、本質から遠ざかるような気がして、なかなか感想を言葉化して記事に出来ませんでしたが、
このリサイタルを通して、田久保剛が感じた事や気づき、学び、啓発された事をお伝えします。
目次
世界の平和に貢献する音楽
私が平澤真希さんとのご縁をいただいたのは、『黎明』著者、葦原瑞穂さんとの繋がりからですが、
当日会場には、今回の呼びかけにご賛同頂いた方や、主催した『黎明』関連イベント等を介して平澤真希さんとのご縁をお繋ぎ出来た方々も沢山いらっしゃって、何だか感慨深く、その背後に、まさに葦原瑞穂さんを感じる会場のエネルギーでした。
さて、この日のピアノリサイタルの一貫したテーマは「瞑想」でしたが、その一曲一曲を奏でる時に、まず平澤さんが、私たちの深奥に在る、共通の大いなるひとつの生命、普遍意識(本当の自分)とまさに“瞑想状態”で繋がり、
その精妙な高い波動を感じとって会場に表現された音色が、観客の体や心の深奥に共鳴して内側から湧き上がり、そのエネルギーが会場に充満するような一体感がありました。
私は、クラシック音楽やピアノについての専門的な事は詳しくないので、『黎明』に表現されているような言語化は難しいですが、
その一体感が何だったのかは、リサイタル中、要所要所でお話された、平澤さんのメッセージと、その在り方に示されていました。
以前の記事の平澤さんのメッセージにもありましたが、平澤さんは、ご自分のピアノ演奏を通し、
「世界の平和に貢献したい」
というメッセージをリサイタル中にもストレートに表現されていました。
そう、まさに会場の一体感は、平澤さんのこの純粋な“願い”“祈り”と共鳴し、奏でる一音一音に、その調和のエネルギーが込められ降ろされていたのです。
「私の夢は、みんなで世界平和に貢献することです。つまり世界中すべての人が、本来のいのちに目覚め、すべての命に対する愛を持って、お互いに生活できるようになることです。きっとみなさんもそうなのではないでしょうか。」
この平澤真希さんの夢は、「高次の自己」「本当の自分」「普遍意識(神)」の願いと同じものですので、それは当然、すべての“みなさん”の深奥に在る願いを意味するものであって、その一なる意識と共鳴するのです。
私が今回、強く感動したのは、「世界の平和に貢献したい」というストレートなメッセージと、それを「みんなで一緒に協力して欲しい」という願いでした。
その純真でストレートな“言葉”が、ホールを埋め尽くした平澤さんの音楽を愛する聴衆の一人一人の深奥に在る意識に深く共鳴したのだと思います。
自分で想像して創造したものを体験している
時々、こうした平和を願う表現に対し、“頭の中のお花畑”などと一部の人から揶揄される傾向があります。
確かに、どういう理屈でそのような表現するのかの視点も解らないではないのですが、私はいつもこうした表現に違和感というか、
それは霊的本質を捉えていない、物質的、分離意識的な狭い視野に閉じ込められた不完全な視点から生じる表現が多いと感じていました。
そもそも私たちが目の前に見ているこの世界の現象の多くは、私たちの頭の中、別の言い方をすると、私たちの心の在り方、考え方が生み出す想念に因って、より精妙な、ある波動領域につくられた原因想念が、結果として最終的に地上に表現されている訳です。
簡単に言えば、「自分で想像して創造(表現)したものを自分で体験している」という仕組みが、世界に起きる事を霊的全体視点からみた真理です。
そういう意味では、この世界は頭の中から生まれている、とも言えるかもしれません。
もちろん、地上に調和を顕現するには、この物質次元に於ける、想いと言葉、そして何よりも身体を使った具体的な行動、実践、動きが伴う事は大前提ですが、
頭の中に戦い、争い、奪い合い、恨み、憎しみ、批難し合いといった、不調和な世界を想像する人のエネルギーの総量と、
あえてこの表現を使うなら、調和が表現された美しい“お花畑”の世界を想像する人のエネルギーの総量、
この影響力の大きい方が、実際の世界に顕現される大きな力になるのです。
そう、ですから、ちょっと荒っぽいですが「お花畑上等!」なのです(^_^;
調和の想像が調和の世界を創造する
ポジティブエネルギーは、同じ程度のネガティブエネルギーなら追いついて消してしまうので、単なる総量だけで決定されるものではありませんが、
最終的に地上での「神の創造」を担当をしている私たち人間の、一人でも多くの人が、調和のエネルギーを表現するに越したことはありません。
確かに、今の地上の現状は、不調和な現象がとても多く表現されています。
こうした現状を、葦原瑞穂さんは、地球の夜明け前の一番暗い「黎明期」に、最後に抵抗するネガティブエネルギーである「断末魔のあがき」と表現して、天の計画の成就を信頼して上に任せて、それらに感情的に巻き込まれないことを特に強調していました。
確かに私たちは、その暗い地上の不調和な、言ってみれば泥沼の中に身を投じ、ついそれに反応するままの想念や行動を良かれと思って行いがちです。それは、外に反応する人間の特性として、ある意味では当然の反応です。
しかし、だからこそ、霊的視野の理解を深め、本来の生命に目覚め、仮に泥沼が目の前にあろうとも、そこに一輪の花を捧ぐべく、頭の中のイマジネーション(想像)は「すべての命に対する愛を持って、お互いに生活できるようになる調和の世界」に焦点を合わせて想い描き、
それぞれの人が采配されている今いる場所で、自分の仕事、表現、そして存在の在り方、そのひとつひとつをとおして、この地上に平和の世界をクリエーション(創造)していきたいと思うのです。
究極の本音で自分の役割に向き合う
平澤さんが天から降ろし奏でられた、そのピアノの一音一音に、「世界の平和に貢献したい」という願い、祈りのエネルギーが込められていたように、
それが、音楽の分野に限らず、地上の様々な方々が携わる、それぞれの仕事、表現を通して、堂々と、「世界平和に貢献したい」と願って、ひとつひとつの行為を積み重ねていく。
それが物質的表現の自分から観たら、ちっぽけな一歩に思えようとも、微力に感じようとも、
その一歩は、霊的本質に於いて、天の計画を遂行する霊的存在からは、一切見逃されることのない大きな全体への貢献、影響として光輝いている事を信じていただきたいと思います。
私たち一人一人、個々の願いが、神(本当の自分)の願いと一致した時に、その神の大いなるエネルギーが私たちを通して、この地上に流れ込んでくるのです。
自分の仕事を通して「世界平和に貢献したい」「みんなの幸せに少しでも役立ちたい」と、
本来、当たり前のこの素直な想いに、時流や大衆におもねてフタをせず、綺麗事だと思われることを恐れて控えたりせず、
誇りを持って堂々とストレートに願い、その様な意識で、心を込めてひとつひとつの行為を積み重ねて行く、
そんな究極の本音で自分の役割に向き合う人が増えていきますように…
そういった“祈り”が、平澤真希さんが放つエネルギーに共鳴して改めて裡から呼び覚まされた感覚です。
全ての存在の共鳴が生み出す創造
さて、その平澤さんのピアノ演奏ですが、音楽愛好家の方々が感じ取られる感覚や表現にはなかかなついて行けない私ではありますが、それでも、
「瞑想ピアノ曲の最高傑作」と言われた、シューマンのファンタジー3楽章では、
「『黎明』に表現されている、“オーヴァーシャドー”の演奏とはまさにこれを言うのだろう…」
と感じさせるような、まさに「魂のピアニスト」と呼ばれるに相応しい平澤さんの演奏に、素晴らしい精妙な静寂の世界に意識を誘われ、
さらには、アンコールで、この日は聴けると思ってなかった、私としてはまさにサプライズとなった、葦原瑞穂さんの臨在を感じる、彼がこよなく愛した、ショパン「ノクターン2番」、
演奏の前に、聴衆一人一人から放たれた、平和が実現した地球のイマジネーションのエネルギーを平澤さんが一手に感じとって、一気にホールの波動がより高くなったのを実感しました。
そして、平澤さんから奏でられた演奏の響きが、様々な想いに共鳴して、感動の涙を抑えずにはいられません。
まさに、葦原さんの言葉、「音楽は演奏家と共に聴き手が創造するものだ」を実体験する、素晴らしい体験でした。
天の波動と、地の波動を繋ぐ為に呼ばれた聴衆、また、その間に入って、さまざまな仕事をされている霊的存在の方々(きっと葦原瑞穂さんも)、
そのそれぞれの波動と共鳴して地上に調和の愛のエネルギーの場をつくり放流されたこの平澤真希さんの音楽から、私の人生の役割、仕事を全うする上でも、とても大きな気づきと体感を頂きました。
この日の瞑想状態のエネルギーによって、平澤真希さん、この機会に直接的、間接的に関わって下さった全ての存在、そして大いなる生命によってこの地上に生かされている事の深い感謝の念が今でも続いています。
本当にありがとうございました。
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〜「黎明」著者・葦原瑞穂の講話録音と田久保剛の解釈から学ぶ集い〜
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講師:田久保剛
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