「黎明」著者の葦原瑞穂さんと共に以前、「黎明」生誕の地、八ヶ岳南麓清里で合宿セミナーをCTPeakで3回開催した事があります。
この合宿は、八ヶ岳の大自然、素晴らしい音楽、美味しい食事やお酒、そして、志を共にした深い縁のある仲間達が生み出す佳いエネルギー、調和の波動に共鳴して普遍意識を体感する、という主旨で行われました。
この合宿セミナーの音楽セッションで、ピアノ生演奏を担当されたのが、「魂のピアニスト」と呼ばれる、平澤真希さんです。
このピアノ演奏で田久保剛が実体験した感動やその背景を『黎明』の音楽の章の情報から理解を深めると共に、平澤真希さんのリサイタルについてご紹介します。
「魂のピアニスト」平澤真希さん
平澤真希さんは、東京音楽大学を経てピアニストの道に進み、霧島国際音楽祭グランプリ受賞、その類い希な才能を認められ、ポーランドのショパン音楽院に特待生として留学され演奏活動を行い、ショパン音楽院大学院最優秀首席で卒業されました。
世界各地で演奏活動を行い16年間ポーランドに在住し、巨匠音楽家たちのパートナーとして室内楽奏者でも毎年世界各地でリサイタルを開くといった素晴らしい経歴のピアニストです。
平澤さんは、葦原さんと親交が深く、葦原さんからの呼びかけによって、この八ヶ岳合宿セミナーでの音楽セッションが実現したのです。
この音楽セッションは、主催者の私たちや葦原さん、そして参加者からは“伝説の音楽セッション”として語り継がれていて、
私自身、生のピアノ音楽で宇宙を全身で感じ、打ち震える感動と涙を抑えられない、理屈を超越した初めての体験をさせて頂いたとても思い出深いものでした。
このブログの記事でも以前紹介しましたが、熊本地震の際に、参加者と瞑想によって意識を合わせ、その祈りの念を感じ取って平澤さんのピアノ演奏を通して送った時のエネルギーは、細胞に刻み込まれていて、今でも忘れることが出来ません。
また、葦原さんの神秘的で不思議なエピソードの中にも平澤さんは度々登場され、とてもスピリチュアル感性の鋭敏な素晴らしい方です。
音楽は演奏家と共に聴き手が創造するもの
この“伝説の音楽セッション”について、葦原さんが平澤さんに次の様なコメントを残しています。
今回は文章によるのではなく音楽を実際に体感するという意味で、読者の方にとって大変価値のあるイヴェントになったと感じています。
音楽は演奏家と共に聴き手が創造するものだという事。
以前、小澤征爾さんに「聴衆によって音楽の質が変わりますか?」という質問を投げかけたときに「ウィーンのお客さんは凄い」という答えが返って来ましたが、
それを実際に体現するために、お客さんに深い愛と光に包まれた瞑想の意識状態になるように依頼して、心が一つになったときに平澤さんにそのエネルギーと一体になって演奏して頂くという事を試みました。
(中略)結果は素晴らしいもので、音楽の天使達に祝福された驚愕の音楽が繰り拡げられ、涙が溢れるのを堪えられないお客さんも沢山いらしたそうです。
お客さんには熱狂的な音楽ファンも勿論いらっしゃいましたが、生演奏を聴いたのは初めてという方も居られ「音楽がこんなに素晴らしいものだという事を初めて知りました」と感想を述べられていました。
この後にも音楽以外の色々なプログラムが用意されていたのですが「このまま帰ってしまってもいい」と感じたお客さんも一人ではなかったようです。平澤さん、素晴らしいお仕事をありがとうございました。
(葦原瑞穂さんのコメントより)
葦原さんは、この「音楽は演奏家と共に聴き手が創造するものだ」という事をとても重要視されていて、ことある毎に強調していました。
これは、ひいては音楽のみならず、この地上での人間の創造活動は、作り手と使い手、書き手と読み手、発信者と受信者、表現者と鑑賞者といった、両方の存在の在り方に因って完成されるもので、その“共同創造”によって、「この地上に神(愛、光)を顕現する」、というものです。
つまり、「この地上に神を顕現する(愛の光を降ろし灯す)」という事が創造の目的、真の意味であって、それを作り手と受け手が、それぞれの役割を演じ合って実現していく事、と私は捉えています。
演奏家の聴衆に奉仕する気持や、聴衆の演奏家に対する行為や尊敬の念、そして両者の音楽に対する愛情といった利己性の少ない動機によってその場のエネルギーが創られていれば、それは普遍意識の表現に近くなりますから、ヴァイブレーションは充分に高くなります。
更には聴衆も含めた参加者のひとりひとりが、全世界の生命に対する愛と言う、より高い理想を持って集まってきており、全員が心を一つにして、ただ神の愛のみに一心集中することができたならば、音楽を表現する上でも最善の環境が整うことに成ります。
ヴァイブレーションが高くなると、その波動に引かれて様々な精神階層の奉仕者達も援助に集まってきますから、そのコンサートは素晴らしい出逢いの場となり、音楽に質だけではなく、放流する愛と光の波動に因って、全世界に比類なき奉仕をすることができます。
(「黎明」葦原瑞穂著・下巻P106~107より引用/赤字は田久保)
普遍意識を地上に展開する音楽の力
そして、先の葦原さんのコメント冒頭にあるように、まさに私も、『黎明』の下巻「音楽」の章に多く取り上げられているような、主にクラシックを中心とした音楽は、時折BGM程度に気軽に効く程度だったので、そこに文章として表現されている様々な事象を実感するような体験はあまりありませんでした。
なので、この平澤さんのピアノ演奏に触れることで、「音楽」の章に書かれている、興味深く表現されていた霊的背景のはたらき、存在を実際に垣間見た事にも大きな感動を受けたセッションだったのです。
全ての芸術は、この大いなる宇宙の奏でる至高のハーモニーが人間の心に反映したもので、極めて制約の多い地上においてさえも多様な表現を採り、その実相に比べれば極めて細やかなものであっても、音を使って心にこうした調和の波動をもたらすものが音楽であるわけです。
それ故に佳い音楽は、人間の肉体や心を構成する各波動領域の媒体に共鳴して、全体との一体性を取り戻すはたらきがあり、心や身体のヒーリングに極めて大きな効果を及ぼします。
(「黎明」葦原瑞穂著・下巻P91より引用/赤字は田久保)表現される音楽はその場を構成する聴衆や精神階層の参加者をも含めた、総合的なエネルギーの場の中で創造されますから、
参加者の心が調和して充分に会場のヴァイブレーションが上がった場合には、参加者全ての媒体を通して唯一の普遍意識が展開するため、
宇宙のあらゆる恒星系で営まれてきた、厖大な生命活動のエッセンスを背景にして演奏が繰り拡げられることに成り、その音楽は個人の経験を遙かに超越したものと成ります。
(「黎明」葦原瑞穂著・下巻P97より引用/赤字は田久保)* * *
コンサートの会場には、演奏家や観客の指導霊は勿論のこと、アストラル・レヴェル及びメンタル・レヴェルで様々な作業に関わるエネルギー操作の専門家や、ガンダルーヴァと呼ばれる音楽の天使達が、地上の人達との縁や勧請によって集まり、時には大師が総指揮に立って、一つのエネルギーの場を作ります。
(「黎明」葦原瑞穂著・下巻P94より引用/赤字は田久保)
神の愛のみに一点集中する瞑想ピアノ曲の最高傑作
さて、平澤真希さんは、この度「ディアーナ」というタイトルのCDを新たにリリースし、その発売記念リサイタルが間もなく開催されます。
私が、『黎明』の深遠なエネルギーに導かれ、葦原瑞穂さんとの交流を通して出会った平澤真希さん、そして、こうした霊的真理の理解に関心を寄せる、この情報に共鳴する縁を持たれた読者の皆さんが、
天の調べを感じ取って平澤真希さんを通して奏でられるピアノの音に包まれて、心身の深いヒーリングを体験すると同時に、
この地上に必要な愛の光を放流するエネルギーを生みだし、精神階層の方々を含めた素晴らしい共同創造の貴重な機会になると思います。
私も早速、チケットを購入し当日を楽しみにしています。
そして、2019年がスタートしたこのタイミングで、心身共に浄化され、調和のとれた素晴らしいエネルギーを皆様それぞれの担当場所に持ち帰って善い影響をもたらす事に繋がればと思い、このリサイタルをご紹介します。
このリサイタルに際して、平澤真希さんから、次の様なメッセージを頂きました。
葦原瑞穂さんのイベントで知り合った方達は、みな非常に鋭い感受性と深い洞察力、理解力をお持ちで、葦原さんの言う、場のエネルギーのヴァイブレーションが確実にあがる体験を私自身もさせていただいております。
今回のコンサートは「本来の自分との対話」が趣旨です。
「ディアーナ」とはサンスクリット語で「静慮」「禅那」という意味です。
葦原さんとご縁のある皆様が来てくださること、本当にありがたいです。
「すべての命に対する愛」という高い意識を持ち、きっと全世界がヒーリングされることに繋がり、葦原さんも一緒に参加してくださるような気がいたします。
私の夢は、みんなで世界平和に貢献することです。つまり世界中すべての人が、本来のいのちに目覚め、すべての命に対する愛を持って、お互いに生活できるようになることです。きっとみなさんもそうなのではないでしょうか。
すべてのプログラムは瞑想にちなんでいますが、最後の曲はシューマンのファンタジー3楽章で、瞑想ピアノ曲の最高傑作と言っても良いのではないでしょうか。神の愛のみに一点集中できるような曲です。
当日の演奏では、すべての一音一音に全身全霊を込めて弾かせていただきます。
心よりお待ちしております。
平澤真希
「ディアーナ」を意味する「禅那」とは、静まった明鏡止水のような心の状態の事ですが、日常の喧騒によって波立つ心から離れ「静寂」に包まれて、「本来の自分との対話」に向き合うことを想像しただけでも、なんだかワクワクしてきます^^
地上では、「コンサートの場における霊的な援助という、裏方の仕事に携わってきた(「黎明」下巻P92)」という葦原瑞穂さんも、平澤さんが感じているように、今度はこのリサイタルの会場に精神階層からの援助者として参加されることでしょう。
調和を生み出す大勢の方が意識を一つに合わせて全体に放流する愛のエネルギーの作用については、昨年末の呼びかけによって実施された「クリスマス瞑想」でも深く実体験しました。
もちろん、「黎明」の読者の方のみならず、全体の調和を願う多くの方が、この情報をきっかけに、この場に呼ばれ、素晴らしい体験をして頂けたら幸いです。
リサイタルの要項、チケットのご購入、お問合せ、お申込先を下記に記しておきます。(CTPeakは主催者ではありませんので、下記に直接お問い合わせ下さい)
平澤真希ピアノリサイタル
CD「Dhyana ディアーナ」発売記念!2019年1月23日(水)
銀座王子ホール(銀座4丁目)
午後7時開演・6時30分開場
全席指定:5,000円(税込)・王子ホールチケットセンター
※王子ホールは、1/16現在、日程が近いためネット受付終了で、お電話で受付可能だそうです(1/16 17:45現在、残り9席)
電話:03-3567-9990(平日10時〜18時)
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・アーツ・アイランド
電話:03-6914-0353(平日10時〜17時)
※王子ホールとは別形式なので空きチケットはお問い合わせ下さい
トロイメライ(シューマン)
Schumann: Kinderszenen Op.15 – No.7 in F major “Träumerei”
月の光(ドビュッシー)
Debussy: Suite Bergamasque – No.3 in D-flat major “Clair de Lune”
タイスの瞑想曲(マスネ/平澤真希編曲)
Massenet: Méditation de Thaïs (Arr. M. Hirasawa)
練習曲 変ロ短調 作品4-3(シマノフスキ)
Szymanowski: 4 Etudes Op.4 – No.3 in B-flat minor
ノクターン第14番 嬰ヘ短調 作品48-2(ショパン)
Chopin: Nocturne No.14 in F-sharp minor Op.48-2
ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2(ショパン)
Chopin: Waltz No.7 in C-sharp minor Op.64-2
夜想曲第20番 嬰ハ短調〈遺作〉(ショパン)
Chopin: Nocturne No. 20 in C-Sharp Minor Op.Posth
—休憩—
アルバムの綴り(スクリャービン)
Scriabin: 3 Pieces Op.45 – No.1 in E-flat major “Feuillet d’album”
間奏曲 イ長調 作品118-2(ブラームス)
Brahms: 6 Stücke Op.118 – No.2 in A major “Intermezzo”
愛の夢 第3番(リスト)
Liszt: 3 Notturnos – No.3 in A-flat major “Liebestraum”
月光ソナタ〜第1楽章(ベートーヴェン)
Beethoven: Piano Sonata No.14 in C-sharp minor Op.27-2 “Moonlight” – 1st Movement
エリーゼのために(ベートーヴェン)
Beethoven: Bagatelle “Für Elise” WoO 59
幻想曲 ハ長調 作品17~第3楽章(シューマン)
Schumann: Fantasie in C Major, Op. 17 – 3rd Movement