「真理」の理解と「心理」の知識やテクニックの関係性

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Q.「田久保さんのメソッドは、内的な真理が中心のようですが、外的な知識や心理的メソッド、テクニックも学んでもいいのですか? それらとの違いはありますか?」

という主旨のご質問に対する回答をご紹介します。
これは以前、私が主催した『PFOメソッド実習セミナー』の中でのやり取りです。

田久保剛がご提供しているメンタルサポートのベースとなる『真理(霊的真理)』と、心理的な知識、技術、テクニックや願望実現法的な手法との違いについてもご理解頂けると思います。

「本質的なサポート」とは真実を観ること

何を学んだら良い、悪い、とかがあるわけではありません。

ただ、私がお伝えしているのは、「本質的なサポート」ということです。

それは例えば、何かの願望実現サポートとしては成立しない場合があります。

なぜなら、魂にとって本当に必要な方向というのは、その時の意識の成長段階で出てきた欲望、願望ではない場合もあるのです。

その方の「魂の成長」にとって、たとえば必要なお掃除であるとか、今、その人が「本当に望んでものは何なのか」という事を一緒に探してあげるような姿勢なのです。

ですから、人間の価値観が作り上げた、あるひとつの方向に行くことや、固定的な願望実現などをサポートするとなると、私がお伝えしているメソッドではないものが適している場合があります。

私が提供しているものは、本質的なサポートです。

魂が何を決めて地上に来て、何を今やろうとしているのか、とか、目の前の出来事を通して何を学ぼうとしているのか等という、「起きていることの真実」を知る事です。

目の前に置いてあるバーベルは、自分をいじめるために置いてあのではなくて、本当は、自分はこれで鍛えて、ある大会で勝つためにバーベルを置いたかもしれない…

でも、そのことを忘れちゃうのです。

「こんなものを置きやがって…」等と捉えてしまうのです。

それを忌み嫌う対象と捉えて、排除したいという願望を叶えようとするのではなく、真実を観るのです。

田久保剛/CTPeak

外的情報は目的に必要な「道具」として役立つ

バーベルがそこに置いてあることが正しい…つまり真実は、現実に起きていることが、ここで言う本質、魂の目的、成長に必要な事であるという事です。

では、それが正しいとしたら、何のためにそれを置いたのか…

だとしたら、それを持ち上げてみようか…等とやってみて、やがて筋肉がついてくるのを見て、

「ああ、思い出した!これで鍛えて、この大会で勝つために自分で買っておいたんだ…」

というような事に(つまり真実に)気づいてきたりするのです。

そうすると、「これは持ち上げたら良かったんだ」ということに気付いて、ネガティブに捉えていた現状への向き合い方が変わるし、ある程度筋力がついたら(目的を果たしたら)もういらなくなって、消えてくれる…そういう本質的なサポートなのです。

では私は、そういう外的なメソッドに対してどう捉えているかと言うと、それらは「道具」として、とても役に立つと思います。

ただし本質的なサポートに価値を置くことで、「この道具はもういらないかな…」とか「これは役に立つな…」等と、自分の本質的なサポートにとって、どの道具が必要なのか…ということがわかってくると思います。

ですから道具はすごく大事です。例えば私が今、このセミナーで無意識に話をしている様々な表現も一つの道具なのですが、これは過去、私が本当にたくさんこのような情報を勉強しました。カウンセリングの方法、コーチングの方法、様々なメンタルケアのサポートのテクニックもいっぱい勉強しました。

今、それに囚われているかといえば、囚われていませんが、必要なものは自然に使っちゃってる…という感じがあります。

この本質をしっかりと押さえた上で、自分に縁がある、もしくは興味があるメソッド等を学んでいくと、最終的に、価値を置く本質に基づいて、適宜、上手く使えるようになれるというのが私の捉え方です。

『真理』の上に『心理』がある

質問者:「すごく整理が出来ました。以前『心理や外的知識、テクニックに、あまり価値をおいてない』というような事を田久保さんが言われていたので、心理学などを学ぶのを躊躇していました」

『真理』の上に『心理』があるのです。

上というのは、真理というベースに乗っている、という事です。

「心理」はコロコロ変わるのです。ココロというのはまさにコロコロ変わる…等と言われます。

また、「所変われば品変わる」ではないですが、時代が変われば心も変わるし、環境によっても心は変わるし、また成長段階によっても心は変わります。

『真理』は元々のベースなので、だから「『真理』を押さえれば『心理』は自ずと解ってくる…」という意味で、そういう表現を私がしたのだと思います。

『真理』というものをしっかりと理解すると、こういう心の状態になるのは何でなのか…ということが結果的に解ってくるのです。

でも『心理』から入ってしまうと、いろんな顔をして表れてくるので、
「あれ、こうだったはずなのに、どうして今は違うんだろう」
「前はこうだったのでどうしてこう変わっちゃったのかな」
というように混乱してしまう場合もあります。

『真理』を理解しておくと、それをベースに、
「今、こうだからこうなんだ」
「でもこの間はこうだったからこうだったんだな」
っていうことも解ってきます。

そのような意味で、「真」の「理」の『真理』から「しんり」を学ぶと、理解しやすくなるのかな…というのが私の捉え方です。

田久保剛/CTPeak


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