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個々の魂が全体意識の成長に必要な存在ならば、殺人犯や犯罪者なども必要な存在なのかと捉えると、今の自分の価値観では混乱します。捉え方のヒントをお願いします。
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という問いかけに対する田久保剛の見解です。
目次
全体意識の担当者・代表選手としての表現
たとえば何かの事件があって、その被害に遭われた方とか、その近辺にいる方が、冷静な真理の視点で物事を理解する事は、なかなか難しいかもしれません。
しかしそれを、ある意味では遠くから、ニュース等を通して受け取る立場の人は、被害者の方と一緒の視点で、「なんてことだ、許せない…」という反応ではなく、“何が起きているのか”という事を、真理の視点を元に掴んで頂きたいと思います。
結局のところ、様々な犯罪や、いわゆる社会的に受け入れがたい表現をする人達は、ある意味で全体意識(普遍意識)の、その表現をする担当、代表選手として行っている場合があるのです。
全体意識にあるどんな問題が部分に現れたのか
私たちの多くは一般的に、犯罪などの行為に対し、それを排除、切除すればいい、という発想になります。たとえば、自分の指におできができたら、切っちゃえばいいや、という発想です。
しかし、そのような発想をするのではなく、指におできができた、ということを全体の問題として捉え、
他の手が、そのおできに薬を塗る、という役割を自覚して対処したり、頭の役割として、不要なものを食べているのかもしれないので、今後は不純な食物を採らず、もっと栄養価の高いものを食べるようにしよう…などと、判断するなど、
問題が現れた以外の様々な部分は、それぞれの担当に於いて対応していく、という姿勢が、本来の在り方なのです。
私たちは、どうしても全体から分離した、物質的な一側面しか見ていないから、「切ってしまえばいいんだ、排除しちゃえばいいんだ、責めればいいんだ…」という発想になりますが、その対象も自分の一部ですから、まさに自傷行為になってしまうのです。
全体意識への視点に変わると選択が変わる
どこかの一部に起きた問題を全体の問題として見て、それに対し、それぞれのポジションが何をすべきか、ということを考えて役割を果たしていく、という捉え方が調和の捉え方です。
起きた事の表面だけみると、絶対に許せない様々な行為や現象は確かにあるし、これからも起きてくると思います。ある意味では一時期、調和に向かう時代とは逆行するかのような状況に向き合うかもしれません。
しかし、最初は無理矢理でもいいので、そのような全体視点の捉え方を適用したときに、今までとは違う自分の選択肢が見えてくるかもしれません。
一斉に批判したり批難したり、恨み憎しみを表現するのではない、別の選択肢もあるのではないかを考えるのです。
「こういう時だからこそ、自分の仕事にもっときちっと向き合っていこう…」
「自分の役割にも教訓にすることはないだろうか…」
もしくは、
「自分が今日、一人でも多くの人に善い影響を与えることができたのならば、もしかしたら、あの人(犯罪者)に、その担当をさせなくても済んだかもしれない…」
というような、様々な捉え方があるかもしれません。
自分という個体意識が全体意識にできること
私も、そういう思いで自分の表現をしています。
「今日、この場で私が、限られた時間で、きちっと伝えるべき真理の情報を伝えたのならば、もしかしたら明日、ニュースで聞いたかもしれない嫌な事件を一つ、軽減できるんじゃないか…」
私たちの良い行為の作用が、全体意識のどこに反作用として現れるかはわかりません。
しかし、私たちの、今日、目の前の人、事、物にきちっと良い影響を与えていくことで、事件として表現化(現象化)する前にクリアできることがある、そのような様々な課題があるはずだ、という捉え方を私はしています。
自分の立場で出来る良い行為が、全体に必ず良い影響を与える、と言う事は、はじめは信じるしかありません。
しかし、今いる目の前の事こそが、自分が全体に出来る貢献であり、そこに対し、きちっと向き合って良い影響を与えて行けば、最終的には、この地球というトレーニングジムで担った役割を果たし、この人生の意味を成就させることができる、というのが、私の捉え方です。
逆に、正しい捉え方、対処ができないと、結局は全体にとっての問題をクリアできずに、別の人が問題の表現を担当し、その全体の問題を、それぞれ担当を全うすることでクリアする課題が繰り返し起きてくる、ということなのです。
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