前回の記事では『「見えない世界」を正しく学ぶ方法』というテーマで、「目に見えない世界」を学ぶ手掛かり、正しい識別、判断は、
自分自身の「内側から導き出す」ものであって、様々な「外部情報に依存する」ものではない事をお伝えしました。
ちなみに、今回お伝えする事は、「真理を悟る」というスピリチュアル情報を理解する上で、ある意味“最重要事項”と言っても過言ではないと私は捉えています。
多くの精神世界、スピリチュアル分野の情報を学ばれる方の多くが、求める成果をなかなか得られない、その中核的な理由が、この“最重要事項”の誤解ではないかとさえ私は思っています。
神のメッセージを正しく読み取る
…それでは、前回の結論を受けて、「内側から導き出す」とはどういうことなのでしょうか。
本質的な事を言えば、内側も外側もないのですが、通常の私たちの認識に於いては、知覚器官を通して認識している対象の世界を外側、その対極の内面、心の世界を内側とします。
結論から言えば、内側から導き出すとは、私たちの内側の最奥に内在する、私たちの実在である「無限なる本当の自分」から答えを導く、ということです。
「無限なる本当の自分」とは、この世界に遍在、つまりどこにでも在る意識、私たちの本来の意識状態、全体意識、「普遍意識」です。
私たち人間はもちろん、この世の生きとし生ける全ての存在は、この「普遍意識」の顕れで、それと直結しています。
ですから、自我意識によって、自分からその繋がりを断たない限り、最も正しい答えを「普遍意識」から見いだす事が可能なのです。
この私たちの実在、「普遍意識」を、本質的な意味での「神」と表現することもできます。
つまり、「本当の自分」から答えを導くとは、神のメッセージを自分自身で正しく読み取る、とも言い換えられます。
「神のメッセージ」というと、神秘的な言葉や、何かの啓示を受けるような宗教的なイメージを、多くの方が持たれるかもしれません。
しかし、「神」という字は、元々「神」と書き、「示」「申」という部首から構成されているように、実は、神は常に私たちに「示し」「申し」続けています。
何か特別な声を聞いたり感じたり、異次元存在の意識をチャネリングして降ろされたものだけが必ずしも神のメッセージ…ということではなく、
日常の私たちの目の前の様々な現象に、今、「示されている事」こそが、「申す言葉」、つまり神のメッセージそのものなのです。
今、あなたの目の前の様々な人、出来事、物事、そして自分の心の状態、様々な現象に既に示されている事を、神のメッセージとして、正しく読み取り、対応していくのです。
「神の道具」としての使命を悟り遂行する
しかし、私たち人間の多くは、神から分離した自我意識、つまりエゴによって、自分の内面に抱え込んだ価値観や先入観、信念などに邪魔されて、その純粋なメッセージを正しく読み取ることが困難な状態にあります。
そこで、私たちはまず、自分の中に正しい識別力、つまり普遍意識がもともと在ることをきちんと理解し、
そことの繋がりを阻害している自我意識を静めるための知理解と、その手法の実践、
そして、あらゆる面に示されているメッセージを、自分自身で感じ、調べ、考え、経験し、解釈しながら附に落としていく、というプロセスを経ていく必要があります。
「見えない世界」の情報は、客観的な評価による識別が出来ませんから、自分自身の識別力を育てなければ、他者や書物などという自分の外部からの情報を鵜呑みにして、新たな価値観で自分や他人を裁いてしまう危険性があります。
外部からの情報はあくまでもひとつの参考であって、それらを判断基準にすることは、自分自身の役割を放棄してしまうようなものです。
私たちは、常に、「本当の自分」から正しい答えを導き出す必要があるのです。
「無限なる本当の自分」つまり、普遍意識であり、神である私たちの実在が、私たちひとりひとりを通して、何を経験し、どのようなプロセスを経て自らの自覚に至るのか、
その経験こそが、私たちの本源が、魂という個的表現をして、人間という肉体を纏い、この世に生まれた「神の道具」としての使命を全うすることになるのです。
そして、私たちの実在である「本当の自分」が、私たちの肉体を通して経験したがっていること感じながら、私たちの自我意識で邪魔をせず、その使命を全うすることで協力すること。
それが、「生きる使命を悟り遂行する」こととなるのです。
神が人間を通して自覚(悟り)に至る
冒頭に述べた、“最重要事項”とは、
本当の真理の悟りとは、個体意識の私たちが「悟り」を得ることではなく、「無限なる本当の自分(普遍意識・神)」が、自ら創造した個体意識の私たち、肉体を通して自覚に至ることなのです。
「私たちは、どうしたら悟れるのか…」
という問いには、「エゴ(自我意識)」が介入し、そこにエネルギーを注ぐので、むしろ普遍意識の経路を塞いでしまいがちです。
個体意識の私たちは、『普遍意識が自覚に至る』事を、ある意味では与り知らないのですから、それを邪魔しないで、この地上担当として、神の道具として、手足となり、どう協力し、そのプロセスで示されるものにどう向き合い、どう理解し、どう行動するかに真剣に向き合うべきなのです。
真理を悟るとは、個体意識の私たちではなく、全体意識で在る普遍意識が、個体意識の私たちを通して至る経験なのです。
『無限なる本当の自分』が、個体意識の私たちひとりひとりを通して自覚に至る。
その、お手伝いこそが、私たち人間の使命であり、その遂行の為の「正しい理解」と、その「正しい手法」を学ぶ事が、スピリチュアルの学ぶ上で最も重要なことなのです。
この記事の続きは、「悟りは非日常体験、神秘体験に非ず」というテーマでお伝えします。
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