「本当の自分（普遍意識）」が、私達を通して自覚に至るために、それを阻害するエゴ（自我意識・分離意識）を、排除、抑圧するのではなく、なだめ、満たし、解放していく「愛しのエゴちゃん」ノウハウについて、前回の記事でお伝えしました。
今回は、そのようにエゴを解放しながら、近づいていく「悟り」とそのプロセスについて、田久保剛の解釈をお伝えします。
私達は、“悟りの世界”からここに来た
「愛しのエゴちゃん」は、俯瞰して、そして更に、それを「全肯定」している訳です。
全肯定してあげて下さい。この、個体意識が生み出すエゴを。
そして、そのエネルギーを満たすと、その段階での「悟り」に至るのです。
つまり、私達人間は、本来「悟っている世界（普遍意識）」から来たのです。
でも、その事を一旦忘れて、大きな差を作った訳です。神（普遍意識）との対極を創った訳です。
その「差」を、いろんな経験を積み重ねて、ひとつひとつ「取って」往くプロセスですね。
悟るとは、だんだん、「本当の自分」に近づいて、「悟りのプロセス」「悟りのステップ」を踏んでいるような解釈、理解の仕方です。
“悟り”という幻想
そして、ある時、人里離れた山奥に引っ込んで杖ついて、「何にも動じない…何にも落ち込まない…どんな悩みもない…究極の境地に達した！」っていうのが、私の言う“悟り”ではないのです。
そんな“悟り面”をしている暇があったら、ちゃんと街に出て行って、困っている人に手を差し伸べなければいけないのです。山の中に篭もって悟った面していちゃダメなんです（笑）私達は…
そうではなくて、あなたが解った分、あなたは、そういう同じような状況の人に手を差し伸べる…
これが、この地上次元にいる間にやるべき使命なのです。
でも、我々の多くは、知らないうちに「何にも動じない…悩みもない…苦しみもない…」という状態に辿り付く、そういう理想の、何か仙人みたいな人に辿り付くのがゴールだっていう勝手な思い込み（幻想）をいつの頃からかつくってしまう訳です。
（もちろん、物理的に山奥に居てはいけない、街（都会）に出なければいけない…仙人みたいな杖をついていてはいけない(^_^;… ということではなく、自分が辿り、何かを理解し、悟ることがゴールではなく、その経験を、何らかの行為として他の人に関わり生かすことが重要、という意味です。念のため）
より大いなる役割の為に
本当にそうなったら、「私は悟ってます…」なんて言っている暇はないのです。
ちゃんと、次なる役割を果たすステージに行っているはずなのです。
だから、我々は、ここ（自我意識を通して学ぶ次元）にいる間は、このエゴちゃんと共に、
そのエゴちゃんがいたからこそ気づけたこと、エゴちゃんがいたからこそ、暴れてくれたからこそ学べたこと気づけること、体験できたこと、味わえることを共に味わっていく。
「ああ、学ばせてくれて、ありがとう…」って言って、その真意に気づくと、「エゴちゃん」のお役目御免で、少しずつ少しずつエゴは手放れていく訳です。
それが執着が放れていくという事です。
この「愛しのエゴちゃん」理論を是非、試してみてください。
「抵抗しない」
エゴに抵抗して、縁を切ろうとしないで下さい。むしろ、「いい子、いい子」してあげる。これが「いいよ、いいよメソッド」です。
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