苦しみの世界を一転させる普遍意識の「悟り」の理解

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苦しみの世界を一転させる普遍意識の「悟り」の理解/田久保剛

田久保剛です。

多くの人の真理を探究する動機が、「苦しい状況から抜け出したいから“悟りたい”」というものです。

しかし、真理を理解すると、その動機が逆効果に繋がる危険性もあるということも見えてきます。
そんな真理の気付きに至り、世界が一転するような経験をしたことがあります。

何の為の苦しみなのか

私も、真理を学ぶ最初の動機は、「悟りたい」とか、「幸せになりたい」とか、「成功したい」とか…そういう欲望、願望でした。

特に精神世界を学ぶ動機は、「悟りを得たい」という人が多いと思います。

しかしその、「悟りを得たい」という背景には、「こんなに嫌な事があるから…」「このことから逃れたいから…」だから早く悟って楽になりたい…っていう動機が見え隠れしています。

しかし、「この世界が嫌だから悟りたい」という捉え方ではなくて、この現象世界にいる理由がある、と私は思うのです。

その理由は、自分が忌み嫌ったり、嫌だと思うことに、何かの課題がある、ということです。

ですから、それを避け続ける限り、まるで天から「いやいや、その課題にしっかりと向き合って勉強しなさい」「現象世界でやるべき経験をしなさい…」と言われてかのように、この現象世界に向き合わされる。

逃避ではなく、その課題に向き合っていき、課題をクリアして「ああ、こういう事なんだな…」と学び終わったら、結果として、現象世界から本源に戻る、ということだと思ったのです。

しかし、どうしても私たちの、悟れば楽になれるはずだ…という理論で、「こんな苦しいから早く本源に戻りたいよ」「早く悟りたいよ」という逃避的な動機で「悟り」を求めようとしている傾向が強いと思うのです。

この世界が創られた真意

私も最初はそうでした。でも、よくよく考えると、「じゃあなんで、こういう現象世界を本当の自分は創造したのかな」と問うたときに、

「ああ、普遍意識(本当の自分)は、いろんな体験をしたいのだな」
「普遍意識は無限だから無限の体験をしたがっている」
「少なくとも今の地球上では今70億通りの体験ができる自分(普遍意識)の分身(個体意識)がいる」
「その分身である、自分の担当を味わいきらない限り、使命、役割を全うできないぞ」

そんな思いが浮かび、

「ああ、経験を楽しむために、この世界に来たんだ」

と感じたのです。

そもそも、元々私たちは普遍意識なのだから、そうなるのが悟りではなく、あえて創った相対の世界、現象世界での経験、学びを味わって、もう十分学びきりました…というときが本当の悟りなのです。

「俺、こんなの嫌だよ」と逃げようとして、この世界での担当を放棄することは、確かに自由意志の範囲がありますので、「ああ、あなた、今回はその担当を放棄しちゃうのね…」と、ある程度は受け入れて貰えますが、

たとえば、人間の生まれ変わり、転生の理論を前提にすると、「今回は放棄したけど、魂の学びとしてはまだ課題が残されているので、もう一度、転生して学んできなさい…」というように、同じ課題をまた次の人生に持ち越してくる、とも言えるのです。

元々私たちは、分離のない、普遍意識の絶対の世界にいて、その世界ではできないことを「分離が表現された現象世界だからこそ生まれる苦しみなどの状況」を通して経験しにきているのです。

その貴重な機会を、忌み嫌って、逃れようとする必要があるのか…というのが、私の理論です。

苦しさに巻き込まれない方法

ですから、その全体的背景を本当の意味で理解しきれないうちは、苦しいことに直面すれば、やっぱり苦しい気持になると思います。

そんな時は、苦しいけど、苦しんでいる自分を、少し上の方から俯瞰視点をもって、

「ああ、これを設定してきたんだな…」
「この状況を通して必要な経験をしているんだな…」
「こういう学びをする必要があるから、こういう人と出会って、こういう経験をしているんだな」

と、まさにこの普遍意識側の視点で捉えるのです。

すると、

「私という表現を通して、こういう経験をしたがっているのか、痛いとはこういう経験なんだ、熱いとかこういう感覚なんだ、美味しいって感じなんだ、不味いってこういう感じなんだ…」

そんな普遍意識が望んで設定してきている真実が見えてくるのです。

そして、その経験を、自分の本源に持ち還るのです。

ですから、あなたの体験も、私の体験も、同じ普遍意識という本源が、その無限の様々な側面を体験しているのです。

そんなことに気付き、

「せっかく普遍意識が創りあげた、この体験ができるステージを、味わう事を放棄したらもったいないよな…」

そのように思った時、私の世界が変わったのです。

「悟り」という幻想から目覚める

同時にその時、ちょっと皮肉的なのですが、「俺は悟りたくないぞ!」と思ったのです。

ここで言う「悟り」とは、自我意識が生み出した、逃避を目的として捉えられる、多くの誤った「悟り」という幻想の事ですが…

「悟っちゃったらつまらないじゃないか…」   
「元々ひとつの世界から来たんだから、分離が表現されていて、いろんな体験ができる、この次元こそ、素晴らしいんじゃないか

って思えた時に、世界が一転した、という経験が私にはあるのです。

もちろんこれは、私の主観的な経験ですが、何か深いところで識っていた感覚と共鳴したようなものでしたので、あなたなりの「悟りの真理」を見出すヒント、きっかけにして頂ければ幸いです。

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コメント

  1. 喜作 より:

    そんな感情の細やかな機微を少し微笑ましく眺め、時に暴力的な自分を発見しては、「お前、まだそんなとこに居たのか?」などと一人で楽しんでる時も有りますが、感情に覆い被される時もしばしばです。

    1. 田久保剛 より:

      コメントありがとうございます。

      自分を俯瞰して、ジャッジさえしなければ、感情的な波はす〜っと消えて逝きます。

      感情に覆い被されることを繰り返すのは人間の性でもあるので、自分の感情の動きに注意深く、気付くように努力しつつ、覆い被されては気付くを繰り返していくしかないですね。

      その結果、徐々に度合いは減ってくるとは思います。

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