地球人類の使命とは(前半)

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この地球の物質次元に生命を表現している、私たち人類は、その魂に於いて、どんな使命を果たしているのか。

エゴが渦巻くこの地上で、とかく「嫌な出来事」が目につくこの地上の人生にこそ、地球人類のが果たす使命のヒントがあると思います。田久保剛が捉える地球人類の使命の一側面をお伝えします。

地球の次元でなければ体験できないこと

我々は何をしに地球(ここ)に来たのか…

この事に、それぞれの人なりに思いを馳せる瞬間はあると思います。

人生に起きてくる事、直面する事…特にその中でも、どちらかというと受け入れがたい事、嫌だな…と思う事、つらいな…と思うこと、困ったな…と思う事。

それは人間関係を通してやってくる場合もあるし、経済的な面を通してやってくる場合もあるし、何かの出来事、もしくは身体的な健康面、いろんな事がありますが、私たちはその、困ったな、嫌だな、どうしようかな…って思う、どちらかというとネガティブに思われるような出来事に対しての向き合い方がいくつかあります。

様々な向き合い方はありますが、大きく分けると、ネガティブ対応するか、ポジティブ対応するか、だと思います。

私が「我々は何をしに地球(ここ)に来たのか…」に対して思ったのは、それらを「ゆるしていく」事。それが設定なのだな…ということなのです。

つまり、「ネガティブに思われるような出来事をゆるす事」、それを望んで来ている。

この表現は、人によってはちょっと受け入れがたく感じて、「いや、こんな事を私は望んで来てない…」という、すごく辛い状況とか、事象としては本当に悲惨な状況の方には、不用意に言ってはいけない事でもあったりします。

ただ、本質的な観点、魂的なレベルから言うと、我々(大いなる自己)が決めてきている事が、ほとんどの場合、起きているのです。

ただそれは、その「嫌な出来事」を望んできたのではなくて、『その事を通さなければ味わえない事』とか、もしくは、『地球の次元でなければ体験できないこと』というのがたくさんあって、

それを、この地球に転生することで、地球の物質次元、エゴのエネルギー渦巻く中でしか体験できない味わえないことを、あえて自分で設定して来ているということなのです。

「嫌な出来事の設定」ではなく、その事を通してできる、この次元での最高の体験は、まさに「ゆるし」という事が言えるのです。

「嫌な出来事」は「光を灯す燃料」

「ゆるし」は別の言い方をすると、「嫌な出来事」を愛で統合していく、愛で観るということです。

これは、「嫌な出来事」に光を灯す、という捉え方をしています。

光を灯す炎は、燃やす対象がないと燃えないのです。

この現象の世界の中で、「困った事」は全部、それを炎によって明かりを灯す燃料なのです。

何もないと、平和だけど、光も灯らないのです。

我々はこの地球次元にいて、あらゆる事象に愛で向き合う事によって、愛の波動を放つ。それを体験できるのです。

確かにカルマの法則ははたらいています。上に上げた物が下に戻ってくる。自分の行いが返ってくる。それが、自分の人生スパンもあれば、もう少し広い、前世スパンのものなど、様々な因果関係があります。

しかし、我々が観ているのは自分が認識できる時間の範囲だけなので、因果関係が解りにくく、「こんなことを私は望んでいない」「これはおかしいだろ…」となりますが、このカルマの法則がはたらく世界で、そのように、一見、受け入れがたいと思われるような出来事を「愛」で捉えて行くのです。

それがあったから、そこに光が灯るのです。

「嫌な出来事」という、その薪をくべたことによって、炎がバッとあがって、光が灯るのです。それを経験できる次元なのです。

様々な課題を自分の魂が設定して、忘れて、そして地上に生まれて来る。

その課題をクリアする為の出来事に、憎しみや恨みで向き合う事も出来ます。

それもひとつの経験である、ということも事実です。だけど、どうしても、何度も突きつけられ続けてくるその状況から、それが別の向き合い方をする事でクリアする魂の課題だと受け入れ、最終的に「愛」で向き合う事にいきつくのだと思うのです。

地球は光を灯す「エゴランド」

私たち人間の「使命」というのはいろいろあって、社会的な使命もありますが、私が言う使命は、「人類の使命」なのです。

「人類の使命」とは、人類特有のものを通して、この地球上でやるべき事です。それは何かと言うと「エゴ」なのです。

人類特有のものとは「エゴ」なのです。

「エゴ」とは何かというと、分離、分かれている意識です。

「分離」は本来、実相に於いては、は無いものです。

本来は、ひとつ、一なるもの。これが本来の姿なのですが、私たちの実在は、この「一なるもの」では絶対に経験できない事を経験する為に、あえて「分かれているという幻想の世界」を創りあげて、その「幻想の世界でしか出来ないいろんな経験を、経験しに来ている」というのが、私は「人類の使命」だと思っているのです。

よく「エゴはダメだ…」などと言われますが、別にダメではなくて、ある意味で「エゴランド」とも言える地球で、いろんな経験をしに来ているだけなのです。

この「エゴランド」がなければ、光も灯らない。なぜなら最初から「本当の自分」は光だからです。光が灯っていることに気づくには、一回光を消す、光がない暗闇を創らなければならない訳です。

その暗闇に、はじめて光を灯すことによって、「ああ、光ってこういうことだったんだ…」という経験をする。

元々そこにいたんだけど、光しかない世界にいたら、自分が「光で在る」という経験ができない訳なので、だから、あえてその経験をするために、一度、その真っ暗闇の「エゴランド」を創ったのです。

そしてその中で、いろんな経験をして、今、学びをしているというのが地球人類です。

これが私たちの使命だと思います。

その経験をしたかったのが『宇宙の意志』なのです。

これは結論的な話をしてますけど、そういうことだろうな…と、私は捉えています。そう捉える、いろんな意味で合点がいくのです。

⇒後半を読む

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開催日時とトークテーマ:

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【第60回】 2018年 3月11日(日) 13:30~16:00
テーマ:『「使命」とは何か』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(場所の詳細はお申込者へ詳細情報をお伝えします)
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コメント

  1. M.H より:

    こんにちは。
    質問よろしいでしょうか。
    人類の使命はこの一点でしょうか?
    それともいくつかの使命のうちの一つでしょうか?

    1. 田久保剛 より:

      こんにちは。冒頭文に明記してありますとおり、

      「田久保剛が捉える地球人類の使命の一側面」

      です。

      真理は無限であり、無限なる世界の、無限の側面があるものを、そもそも限定された言葉で表現仕切れませんので、そのほんの一部を、田久保剛という主観で表現したものです。

      なので、真実の解釈は、一点はおろか、いくつかどころか、捉える者の数だけあります。

      しかも、この記事は、イベント講話のビデオに沿って文字起こしと多少の正文をしたもので、イベント中の講話は、その場の状況、エネルギーに呼応して、その場で思い立った表現をしていますので、全容や詳細を表現し切れていません。

      更に言えば、まだ前半です(^_^;

      しかし、答えは、人類全てがそれと繋がっている普遍意識にありますので、こうした外的情報を参考、きっかけ、ヒントにして、ご自身の深奥に問いかければ、必ず、必要な答えは内側から示されます。

      是非、ご自身で見出して下さい。

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