私は、この一連のテーマの冒頭記事で、
心理系、スピリチュアル系のメンタルケアの現場の、本質が見落とされた現状を見る度、“良かれと思っての善意の行為”が生み出す悲劇、「飛べない蝶の悲劇」の寓話が重なって見える事が多く、“強い憤り”さえ感じる…
という私の本音を表現しました。
今回は、この私の“強い憤り”に向き合った結果、行き着いた結論についてお伝えします。
何に憤っているのか…
正直、“強い憤り”を抱えていることは心地良いものではありません。
そんな“強い憤り”の感情が向く対象の事をあれこれ考えて、いちいち不愉快になっていた時、そんな状態の自分の過ちにハッと気付いたのです。
本当に憤っているのは、本質を無視したメンタルケアの上っ面の手法やテクニックでもなく、
見えない事をいいことに、配慮のない表現をしたり、いい加減なスピリチュアル情報、助言を伝える事で「支配と依存」の構図を、意識的、無意識的に生み出すスピリチュアリスト、霊能者…
満たされない自分の反動として、上から目線の先生面をした導きをする偉そうな指導者…
「手早く、簡単に」を掲げ、物質的、社会的価値の結果ばかりを追い求める、「クイック&イージー」の巧みな表現で人を煽り、また、そういった情報、手法に、いつまでも踊らされ続ける人々…
そういった、「無明」に基づいたメンタルケアの現状のすべてに憤っているのでもなく、
そんな現状を知って、憤りを感じるばかりで、
自分が伝えている、
「霊的真理に基づいた本質的な導き、メンタルケアの価値」
を、必要とされる人々にもっと踏み込んで伝える努力が、まだまだ足りないことが示されている事に気づき、
その努力が足りない自分自身が、もう全く以て非常に腹立たしく、その「自分に憤っていた」ことに気付いたのです。
“憤り”というは、暇な証拠と見つけたり
「“憤り”というは、暇な証拠と見つけたり」
この言葉は、そんな憤りのエネルギーをもてあましている自分を軽く揶揄するようにして自分に対して言った言葉ですが(^_^;
しかし、真理だと思います。
“憤り”という表現を別のネガティブ感情に置き換えても通用するかもしれません。
この言葉を厳密に説明すると、憤りのエネルギーを、自分のやるべき事、役割に転換して、その憤る状況が解消される為の努力に時間を使っていない…という事です。
別の見方をするならば、自分が拘っている対象に「憤る心」がある限り、
「まだまだやれることがあるよ」
「まだまだ努力が足りないよ」
「さっさと自分の仕事をやりなさい」
ということが示されているバロメーターとも言えるのです。
更に言えば、自分を「憤らせる心」が、自分の使命、役割の成就に向かわせるパワー、推進力にもなっているのです。
ある意味、何も憤りのような心が湧かず、“本当に”平穏で平和で何の問題も無い状態になったのだとしたら、
既にこの次元での自分の役割は終了し、この次元で学んだ事をより生かす為のステージへと進んで行くタイミングなのかもしれないのです。そうでないなら、あるいは、まだ見いだせていない“やるべき事”が隠れているかもしれません。
この話は、あくまでも私、田久保剛の個人的な体験に基づいた解釈に過ぎませんが、何を以てこのように言えるかというと、
単に“憤り”を抱えたまま、あれがどうだ、これがどうだ…って不満を言っているだけだと、その粗い波動の作用が、即座に自分に反作用して、とても不快で苦痛な波動状態だったのです。
先に書いたように、そのなんとも居心地の悪いこの状態から抜け出そうと、意識を様々な箇所に向けていたところ、「“憤り”は、自分に向いている」という直感が湧き上がり、その事に努力が足りてない自分の現状を自覚し、実感した瞬間、
「ああ、俺は暇なんだ…」
そんな気づきを得たと同時に、明らかにさっきまでの粗い波動が、さ〜っと整って、リラックスさえでき、精妙な波動に焦点が合った感覚を味わったのです。
やるべき事が明確になった安心感の波動かもしれません。
私の識別は、こうした「波動状態」がひとつの基準です。
「神の道具」の決意
私の“憤り”の不快さは、この地上で「神の道具」としての役割を全うしていない、という状態を天から示されたシグナルだったのです。
「憤ったままでいるのは暇な証拠だ。
いつまでも憤っている暇があるんだったら、その憤りを、“人の為に己を役立てたい”と願う、純粋なメンタルケアに従事する縁のある一人でも多くの方々に、
・「霊的真理」に基づいたメンタルケア
・出会うすべてての人を真理に導く本質的なお手伝いができるための在り方
・最高峰のカウンセリングの本質
を伝え、サポートする役割を果たすことに、この憤りのエネルギーを転化しよう。
世間の評価や他者の表現のこと、自分が気になる分野の不満をウダウダ言って嘆いている暇があれば、「神の道具」として、自分の役割を果たす努力をするために、この貴重な人生の時間を使おう!」
そう思い直し、その憤りのエネルギーを役割に転化して提供しようと決意したのが、「最高峰のカウンセリングの本質」を極めるための情報です。
「最高峰のカウンセリング」だなんて、こんな傲慢で大上段とも言える表現を躊躇なくできるのは、それなりの確固たる理由、背景、私なりの解釈があるのですが、それは次の記事でお伝えします。
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