執着を手放すための本質的な視点

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田久保剛/CTPeak

Q:「苦しみは執着から生じるので「執着を手放そう」と言われますが、執着はどうしたら手放せますか?」

このご質問の回答をご紹介します。

この回答音声は、スピリチュアル分野の、よくある疑問や、勘違いしやすい様々な質問に、田久保剛が音声ファイルでお届けして、スマホ等で気軽に聴ける、

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執着は生かすためにある

苦しみが執着から生まれるというのはその通りで、だからこそ「執着を手放そう」というようによく言われています。

では、どうしたら手放せるのかというと、ある意味「手放そうとしない」こと。

別の言い方をすると、

執着を味わい切る
執着を使い切る
執着を生かし切る

ということがとても大事なのです。

私は、この現象の中に、無駄なものは何一つ生じていないという前提があります。それは、色々な心の作用も含め全部がそうです。そして、特にこの執着というのも、必要があって生まれて来ていると思っています。

執着というものが、「何のためにあるのか」ということを正しく理解すると、結果として執着を手放して行くこともスムーズに出来てくるのです。

しかし、その執着というものを忌み嫌って、とにかく、

「手放す対象であり、切り離す対象だ」
「手放さなければいけない。なぜなら執着は苦しみを生み出させる悪者だから」

といった勢いで、執着と戦ったり対峙するような気持ちでいると、むしろ手放れません。

何故かというと、執着する気持ち(エネルギー)というのは、そのことを生かす、そのことを通して何か必要な学びをするためにある、といった視点が私の中にあるからです。

私はこのことを、良くロッククライミングで例えます。

ロッククライミングは、鉄の杭をぐっと岩に差し込み、そして、その力で上にぎゅっと持ち上がることが出来ます。

これを執着に置き換えると、「執着を手放せ」ということは、まさに、ぐっと岩に差し込むその力を手放してしまえと言っているようなものです。

そうではなくて、執着を生かすということは、そこでぐっと杭を掴むということ。執着とはまさに「掴む」ということです。掴んだからこそ、上にぎゅっと上がれるのです。

でも今度は、そのまた更に上に、一つの杭を打って、そして登る時には、そこまで自分を運び込み、登らせてくれた手は、手放さなければいけません。

執着してぎゅっと上に登り、そして手放して、そのまた上に杭を打つ。

執着をする。執着をして上に上がり、そして手放しては、また次に執着するという、このような仕組みだと私は捉えています。

執着するからこそ学べる事

ですから、執着を手放せということは、確かに執着を手放すから苦しみが無くなる、という点でははその通りなのですが、

何でもかんでも手放してしまったら、ある意味では、もう成長も出来ないし上にも上がれません。

何のためにその執着があるのか…理解が足りないと、まるで単に我々を虐めて苦しみを生じさせる対象のようになってしまう訳です。

そうではなくて、執着のお陰で何かを学び、しかし、必要が無くなったら手放せば良いのです。

まだその執着から学ぶべきこと、クリアすべきことがあるのに、「手放そう…手放そう…」と、執着を手放すことだけが先走りしてしまうと、何のためにこの地上に居て、何を学びに来たのか、ということすらも見失ってしまう可能性があるのです。

私たちは、執着して、何かに一生懸命に向き合うからこそ、気づけることや感じられることがあって、それを味わい切ると、必要が無くなります。

その時には、「あ、もうこれはいいんじゃないかな…」と、そっと手を手放すと手放れる。

でも、まだ味わい切る前に手放そうとすると、なかなか手放れていかないということを感じられると思います。

執着を手放すには、執着を生かす。
生かし切ると手放せる。

その後は、「執着が手放れた。もうこれで終わりだ」ではなくて、今度はそこまで行ったからこそ、新たに執着する対象が出て来る訳です。

ですからそこで、「まだ執着がある…まだ執着がある…」という風に、自分を苦しめる必要はありません。

全てが、自分を成長させる協力者として、このような心の作用も生まれて来ているんだという捉え方をすると、執着を手放すということはどういうことなのか、ということも分かって来るのではないかと思います。


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