『黎明』著者、葦原瑞穂さんの遺作とも言える、2017年発行の新版『黎明』(上巻)には、21世紀後半以降の未来から書かれたような過去形表記された、21世紀前半の今から見ると、ある意味、不可解な箇所があります。
先日開催された、「『黎明』オンライン勉強会」第2回は、その過去形表記が顕著な、第12章・地球の変容(ASCENSION)を取り上げましたが、
まさに世界中に混乱が現象化された現状を記したような箇所からの教訓を田久保剛なりにお伝えしています。
この「『黎明』オンライン勉強会」の一部を収録ビデオと共にご紹介します。
百鬼夜行する情報に翻弄されない
「正しい判断を内なる本源に見出す」というお話をします。
地球の浄化が進んで往くにつれて、人類の集合意識や個人の意識の中に潜在していた不調和なエネルギーが現象化され、世の中が混乱していた時期には、それまでに充分な意識状態に到達していなかった人は、現象に囚われて心を乱されましたから、
自らの本源に集中することはもとより、霊的な知識を得るために落ち着いて情報を得ることさえ難しくなっていました。
この時代は、インターネットが発達し始めた時期でもあったために、意識が未熟な人達が無責任な情報を世界中にばら撒くことができるようにもなっていたので、
自分自身で正しい判断をすることができなかった人達は、百鬼夜行する情報に翻弄されただけで、その人の地上での使命を果すことが全くできなくなっていたという状況もありました。
(新版「黎明」葦原瑞穂著・太陽出版・上巻P263より引用/改行、強調等は田久保)
私は、インターネットの情報を見ていると、いつも上記引用の『黎明』の表記が思い浮かびます。
別に、「私が正しい」と主張したいのではありませんが、ある程度『黎明』の基本的な情報と全体的な捉え方をしたら、こんな表現は絶対にしないだろう…っていうような表現がかなりまかり通っていて、且つ、そういう情報が人気があったりして(^_^;
いわゆる、エゴを助長するようなものとか、排他的な心を生み出すよようなものとか、もしくは、恐怖心を煽ってしまうようなものとか、
テレビの情報は、ある意味、こうした霊的影響を全然配慮しないで放送していますから、今、こうしたメディアによって、結果的に、コロナウィルスなど、恐怖心を煽ってしまうなんて事にもなっています…まあ、それはさておき。。
個別に配信されているネット情報の中にも、まさに百鬼夜行の情報に多くの方が囚われてしまって、翻弄されてしまい、むしろ霊的向上には逆効果になってしまっている現状がとても多いように感じます。
現象の理解と囚われない視点
この引用箇所で、私の捉える一つ目のポイントとしては、
「現象の理解と囚われない視点」
これが大事ですよ、という事です。
現象というのは、私達の霊的な原因想念が、波動を干渉させて、最終的な段階として地上に降りている、
最終的な段階として、今、現れている、という事です。
だから、ある意味では「実」ではないのです。
「結果」なのです。
原因となる想念領域にあったものの結果が最終的に現れている。
だから、「想念領域のお掃除」が最終的に出てきた結果なので、大きな変容を迎えている今、この時期には、お掃除の最終段階が現象化されている…
だから、どちらかというと、受け止め方としては、
「ああ、これでまた一つ綺麗になったんだな…」
という事なのです。
確かに、色んな事が起きて大変ですけど…
これは個人レベルでも、国レベルでも、同じです。
個人レベルでは、たとえば体の不調もそうだし、たとえば生活必需品に対していろいろと困った事があったりとか、お金の不安であるとか、もしくは家族や人間関係の中での色んな不調和というのは、ある意味では浄化の一種であって、「あ、これで最終段階なんだな」と捉える。
この最終段階に、あたふたしてしまうのではなくて、最終段階だからこそ、最後にきちっと向き合って行こう、愛で向き合って行こうと、そのように最後に顕れて来たものに丁寧に向き合ってさえいけば、もう終わりなのです。
でもそこで、出てきた最終のゴミに「うわ〜なんでこんな事が起きたんだ」「大変だ」「うわ〜って、トレットペーパー…」なんてやっていると、また新しい分離感を作ってしまう訳なのです。
なので、このような霊的な背後の事をしっかりと理解し、現象というものの仕組みを理解した上で、それに囚われない視点を持ちましょうというのが、一つ目のポイントとして捉えています。
外的情報への向き合い方
次は、
「外的情報への向き合い方」
これ、凄く大事です。
言ってみれば、私が今こうして皆さんにお伝えしているのも、あなたから見れば外的情報です。
なので、こういった事も、最後は自分の内側で、ちゃんと識別する、という事です。
「田久保、こんなこと言っていたけど、本当はこうなんじゃないかな…」って、あなたがちゃんと判断するのです。
「田久保さんが言ったから、そうなんだ…」と鵜呑みにしないことです。「『黎明』に書いてあるからそうなんだ…」と鵜呑みにしない。
これは全部、あなたが、いろいろ考える、ひとつの参考に過ぎない、地図に過ぎないということです。
最後にあなたが、
「ああ、そういうことだな、あれを参考にすると、確かに自分の中で、ストンと腑に落ちるな」
「ああ、そうだったかもしれない…魂でそういう事を決めて来たような気がする…そんな感覚があるぞ…」とか
そうやって最後はあなたがちゃんと納得の行く、自分の判断、識別をしていくのが、あなたの使命の一つです。
だから、それを鵜呑みにしたり、「なんか、Youtubeで有名な人がこういう風に言ったから、そうなんだ!」とか、「ブログにああいうふうに書いてあったからそうなんだ…」とか、何も考えないで鵜呑みにしたり、もしくは、逆にもうはなから否定してしまったりとか、そういった姿勢ではなくて、
ちゃんと最後に自分で識別する。
外側は全部、ヒント、きかっけ、もしくは、「あなたが自分で答えを見出す」為の協力者です。すべて。
これは情報だけではなくて、人、事、物、外部、外は、全部、あなたの協力者です。
使命への責任
何を協力しているのかというと、「あなたの使命を果たす」、その為の協力者です。
あなたが自分で識別して判断して、自分の力を付けて、そして、自分の目の前のひとつひとつの事に、愛を表現して行く、その為の協力者である、ということです。
今、特にウィルス騒動等の報道、外的情報には注意深さが必要です。しかし、ウィルス等は見えないから、恐いから、どういうことなんだろうって言って、やっぱり外側の情報に寄りかかっちゃう訳です。
特に、こういう精神世界の情報や霊的なものというのは、ある意味では我々は確認が中々できないですから。
でも、本当は確認できるのです。あなたの内側に、完全なる普遍意識が在るから、そことのいろんな違和感とか、このような霊的真理の情報を正しく理解していくと、ちゃんと、識別できます。
だけど、そういうものが分からないと、外側に囚われてしまって、あたふたしてしまう。
ああ、どうしよう、どうしよう…ってなってしまいます。
そうすると、あなたの使命どころではなくなってしまう。
「私達には使命への責任がある」
…という事です。
そういうふうに私は捉えています。
だから、外側の情報に囚われていると、使命が果たせなくなっちゃいますよ…
という事なのです。
新企画!
『黎明』オンライン勉強会
〜田久保剛の『黎明』の解釈をもとに、定期的に学ぶオンライン勉強会〜
* 「Zoom」利用によるインターネット・ビデオ会議形式 *
第3回テーマ:『黎明』下巻 P.47〜88 第18章 光と影の識別
● 日時: 2020年4月11日(土)14:00〜15:30
● 対象箇所: 『黎明』下巻 P.47〜88 第18章 光と影の識別
● 講師: 田久保剛(たくぼたけし)
● 参加費: 2,000円 (税込)
※当日の勉強会収録ビデオ付き(ストリーミング、ダウンロード形式/編集後、後日配布)
● 形式:Web会議システム「Zoom」にて
★勉強会・収録ビデオが大好評です!
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●『黎明』葦原瑞穂があなたの自宅で語りかける!
最新日程、決まりました!
『人類意識の夜明け・オンライン特別セミナー』
〜「黎明」著者・葦原瑞穂の講話録音と田久保剛の解釈から学ぶオンライン・セミナー〜
【Vol.3】『普遍意識と共に果たす使命と日常の生活』
2020年4月29日(水祝)
【Vol.1】『地球の黎明期における必要な在り方と地場調整の本質』
2020年5月6日(水祝)
【Vol.2】『霊的真理の実践と「黎明」に秘められたメッセージ』
2020年5月13日(水)
「Zoom」利用によるインターネット・ビデオ会議形式