執着を手放すために知っておきたい真実

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執着を手放す?/田久保剛

田久保剛です。

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Q.「「執着を手放しましょう」と良く聞きますが、やはり、執着のない状態を目指すべきですか?
全ての執着を手放すと自分らしさが失われるような気がします」

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というご質問への回答です。

「執着」の正体

「執着」というと、なんとなく悪いイメージがありますが、それは、ひとつの推進力なのです。

ロッククライミングに使う鉄の杭のようなもので、執着して(杭を突いて)上がる。でも、ずっと杭を突いて握ったままなら、それ以上、上がれないから手放すのです。

つまり、「執着」は、ある地点からある地点に登る(進む)までの力になるのです。

「執着」は、必ず推進する(学ぶ)ための抵抗やフックになっているのです。

執着して何かを学び、そして、学んだら手放す。

これを繰り返していくのが、「執着」と「手放す」というものの関連性なのです。

現象の世界では執着というエネルギーがないと成長も困難なのです。いろいろな学びもしにくい訳です。ですから、執着というのは「手放すべきもの」というよりも、学ぶための道具、力なのです。

子供が、あるおもちゃで思いっきり楽しんだけれど、成長しちゃうとだんだんつまらなくなる。

するとそれを手放して、今度は、もっと面白いおもちゃに移る…というように、執着している状態の中で、いろいろと学んだりする、「執着」とは、そのための道具、力にすぎない、と言う事です。

そういう意味では「執着」を、悪いものと捉える事はありません。

「執着」の手放し方

むしろ、この仕組みを理解したのならば、いろんなことに執着して、ある意味で拘って、味わいきって、そうしてはじめて、

「あ、もういいかな…」

となるのです。そうすると、自然と「手放れる」という時が来るのです。

こうして、この次元の学びを楽しんでいる、という姿も見えてくるのです。

そのような理解をすれば、「執着のない状態を目指すべき」ということに対して、「?」がでてくるのです。

つまり、私の個人的な表現で言うと、「『執着を手放そう…』なんて、そんなことやっちゃっていいの?」みたいな感じです。

手放す時は自然に来ます。

だから、執着のあるうちは執着しちゃったほうが良いと思います。

つまり、執着をすることを通して、何か必要な学びや気付きを得る。もしくは、そのことではじめて解消されようとする、何かのカルマがある。

こうした理由によって「それに執着をしているのが自然の状態である」という真実があるのです。

そこで、「執着は手放すべきものである」という知識を額面通り捉えて適用したら、せっかく、その執着の力を通して学ぶ必要があったのに、無理矢理手放してしまうことになります。

すると、そこで学び切れなかった何かを学ぶ為に、他の執着の対象をまた選ぶ… ということになってしまうのです。

ですから、「執着を手放す状態を目指す必要はない…」というのが田久保の個人的な考えです。

神が与えた人生の目的

むしろ、執着して上に登る(学ぶ)経験をするために、神(本当の自分・普遍意識)が我々のステージを創った訳で、それが人生の目的のひとつでもあるのですから、それを使わない手はないのです。

せっかく子供のために買ってあげたおもちゃを、

「私は執着を手放します…」などと言って遊んでくれなかったら、親としてはつまらない…

神も同じだと思うのです。

ですから、自然にでてきた興味のあるもの、執着するものは、むしろ、その「執着」があるうちは執着して、そのことを通して様々な事を学んでいく、ということが大事なのだと思います。

一方で、人間には「惰性」というものがあるので、もういらなくなったおもちゃを、いつまでも遊んでいる場合があります。

ですから、「あれ?もうこのおもちゃいらないかも…」って思う瞬間に気付いたら、その時に、「手放します」という宣言を自分にする事が必要になる場合があります。

そうすると、もう十分遊びきった、という場合は、本当に自然に手放れます。

ただ、あともうちょっとだけ遊んだ方がいいよ(学びが残っている、クリアし切れていない)、という場合は、そのことが示される場合があります。

「自分らしさ」と「悟り」のイメージの捉え方

「自分らしさ」というものは、どんどん変化していきます。

よく「自分らしく生きる」というフレーズが標語的にはありますが、それすら、進化していくのです。ですから固定的な「自分らしさ」に拘っていると、「新しい自分」が味わえなくなる、ということがあります。

「自分らしさ」を表現して、その自分を表現し切ると、次なる「自分らしさ」がまた現れてきます。

「自分らしさ」を持つことは大事ですが、そこに固定的にこだわり続ける(執着する)ことで、「新たな自分」を迎えるにあたって障害になる場合があるので、このバランス感覚も必要です。

よく「悟り」のイメージとして、

「何事にも動じない、何事にも執着しない…」

そういうイメージがありますが、つまらない思いますよ、私は(笑)

この地上の現象世界にいる以上は、そこでこそ経験できることを味わう事。
それが人生の目的とも言えるのです。

仮に、味わいきって(課題をクリアして)、後から来る誰かを導くための役割やポジションが与えられた人であれば、結果として「何にも動じない」という表現をする状態になるのかもしれません。

しかしそれは、そうなった時に味わえばいいのであって、はじめからその状態を目指さなくてもいいのかな…と、いうのが、私の考えです。

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