田久保剛です。
「私の人生は何の為にあるのか…」
こういった「人生の目的」「人生の意味」に対する問いを放つ事は多かれ少なかれ誰にでもあると思います。
その答えのヒントは、私たち人間の多くが持つ物質的次元の視点を超えた、霊的次元、魂の視点で捉える事で見えてきます。
「グレートチャンスだよ!」
先日、たまたまかけっぱなしだったテレビから聞こえて来たフレーズに魂が共鳴した事がありました。
NHKのドキュメンタリーで、日本に住む外国人の中学生が通う夜間学級の先生が、なかなか勉強に時間を割くことができない生徒に叱咤激励した次の言葉です。
「ここにいる3年間はあっという間に終わります。
Time flies!(飛ぶように過ぎていく)
卒業したら、誰も日本語を教えてくれない。ここにいる時しか勉強できない。
なら、ここにいる時に勉強しなさい。
勉強にもう少し時間を使いましょう。今、せっかくここにいるのだから…
グレートチャンスだよ!」
(NHK・「目撃!にっぽん」より)
私はこの言葉が、今、この地球上にいる人類に対して、グレートティーチャー、つまり高次の大いなる自己、霊的指導の存在からのメッセージと重なって聞こえて魂に響いたのです。
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「この地上にいる肉体人生はあっという間に終わります。
Time flies!(飛ぶように過ぎていく)
肉体を去ったら、魂を成長させることはとても困難。
(魂の目的を果たすことは困難)
地上に肉体を持っている時こそ魂を効果的に成長させられる。
なら、肉体を持っている時に魂を磨きなさい。
魂の成長、霊性の向上に、人生の時間を使いましょう。
今、せっかく物質次元の地球に肉体を通して魂を表現しているのだから。
グレートチャンス!」
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先述の先生の言葉を、私はこう翻訳して、人類へのメッセージとして解釈して受け取ったのです。
違う考え・違う価値観が意味する事
どうして肉体を去ったら、魂を成長させることはとても困難なのでしょうか。
様々な要素がありますが、その内の一つは、物質次元よりも精妙な本来の霊的波動領域では、原則、自分の波動が世界に即座に反映され、周囲には、自分と似たような波動の者しかいなくなるそうです。
つまり、自分と考えの違う人がいない。自分と価値観がぶつかる人がいない。赦せない対象が存在しないのです。
これは一見、平和に見えますが、ぶつかり、磨きあうことの出来ない状態では、波動を高めていく、魂を成長させ、より霊性を高めることが困難なのです。
いわゆる、ぬるま湯に浸かっているうちにゆで上がってしまう、「ゆでガエルの寓話」の状態とも言えて、魂の成長の機会を得られないまま、地上の時間で何千、何万年に相当する時間、その次元から抜けられなくなってしまう事もあるそうです。
この地上が何故、“グレートチャンス”なのか。
それは、物質次元に於いて、「肉体」という共通波動の表現媒体を通して魂を表現する次元であるが故に、「自分とどれだけ波動が違う人であっても、この地上では出逢うことが出来る」という事です。
自分と違う考え、自分と違う価値観を持つ者同士が一堂に介せる物質次元は、宇宙広しと言えども、とても希有な事らしいのです。
特に21世紀初めに多く転生してきた、長年の地球人類の固定概念をぶち壊すという特別な使命を持った魂達は、「自分と違う考え、自分と違う価値観を持つ者」がいる次元になかなか馴染めずに混乱をきたしているという事が、特に現代の若者の一部を通して多く表現され、社会問題になっている事も現実に表れています。
現代の地上では、様々な担当が交錯しているので、こうした混乱に陥ってしまう側面もありますが、
大切な事は、地球は、「自分と違う考え、自分と違う価値観」を持つ者同志が関わり合う事によって、より多くの経験を積み、魂を成長させ、霊性を向上させ、また、厖大なる過去のカルマをとても効果的に解消出来る、そんな次元でもある、という事です。
人生は何の為にあるのか
また、本来の霊的次元では、そのあまりの波動の違いから、目にすることも出逢うことすら叶わない、大師の魂とも出逢うことができます。
その波動を魂に刻むことができ、その結果、本来の意識次元に移行してからも、その刻まれた波動を頼りに関わりを持つ、指導を仰ぐ事が可能になる、という事も言えます。
また、誰もが調和していて、「赦す」べき対象が存在しない次元に住む進化した魂が、「赦し」という経験、学びをする為に、地球への転生を望み、
そこへ、より進化した魂がやってきて、一緒に地球に転生して、「あなたを必ず見つけ出して思いつく限りあなたを困らせて、赦しを学ぶ協力をしよう」という約束を潜在意識にしまい込んで、共にこの地上での人生を望んで転生した魂がいる…という話もあります。
そのように様々な目的でこの地上にやってきた魂が人間を表現していますが、多くの場合、この地上でなければできない貴重な経験をする事を魂の次元で自らが望んで生まれて来ているのです。
ちなみに、こうした話の真実を証明する事に時間をかけようとする人もいて、それはそれで自由意志なのですが、私の価値観としては「仮定で捉える」でいいと思っています。要は、そこに時間をかけるのは、この地球上ではもったいないと感じるのです。
それよりも、仮にそうだとしたら、夜間学校の先生の、
「今、せっかくここにいるのだから。グレートチャンスだよ!」
という言葉が示唆するメッセージは真理だと感ます。
またそのメッセージに深く共鳴する魂が、「人生は何の為にあるのか」のヒントを指し示しているのだと思います。
「人生の目的」「人生の意味」の答えを、人間の五官で認識できる範囲、物質次元の視点だけで導き出すのではなく、
霊的真理の理解に基づいて、霊的次元、魂の視点で捉えた時に見えてくる、この「地球という物質次元」であるからこそ有効にできる、「魂の成長」「霊性の向上」と捉え、
その「魂の目的」の為に最適化された日常生活の連続である、この宇宙規模で捉えても非常に稀で貴重な地上人生に、丁寧に向き合っていくことに集中して時間を費やしていきたいと改めて思うのでした。
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