パラレルワールドの自分

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田久保剛

前回の記事で、研修の講話中に記憶が薄らぎ、講義内容のほとんどと、その後の食事会の記憶がすっぽり抜け落ちてしまった不思議な体験をお伝えしました。

しかし、後で収録した講義ビデオには、確かに私、田久保剛が何ら違和感のない講話をしていました。

いったい、空白の時間は何を意味していたのか…

そして、「自分だけど自分ではない存在」の真相は何なのか、その問いへのヒントを伝えるメッセンジャーによって、徐々にその片鱗が見えてきました。

真相を紐解く使者

CTPeakの名付け親でもあり、創立時にはCTPeakでプロデュースも手がけた、とても信頼している素晴らしい能力を持った長年のお付き合いのある友人がいます。

彼女は、宝乗ひかりさんという名前で活動されています。

ひかりさんとは、時々、気軽に食事を楽しんだりしますが、それとは別に時々、その類い希なリーディング等の霊的能力に手伝ってもらって、私自身の波動調整や課題をクリアする為のサポートをして頂いています。

そして、私が今回の記憶喪失体験をした、まさにその日、彼女からスタッフの携帯メールに、「久々に会いましょう…」と私たち宛にメッセージが入ったのです。

三次元的な理由は他にもあったのですが、こうしたジャストなタイミングを観ても、この後お伝えする内容からしても、霊的な観点では、まさに今回の事象の真相を紐解くヒントとなる使者でした^^

ちなみに宝乗ひかりさんは、私が知っている霊的能力をお持ちの方の中でも、その能力、リーディングの精度はもちろんのこと、バランス感覚の良さと誠意のある在り方に深く共感している、非常に信頼をおいている一人です。

田久保剛

彼女は、幼少時から自覚していた霊能力を持つ自分との葛藤を乗り越え、やがてその役割を受け入れ、縁のある多くの方の霊的指導の末、彼女の言葉を借りて表現するならば、2017年9月に、「人間の卒業」(?)を迎え、今は宇宙的愛の人、宇宙の愛の波動そのものとして、同時に地球上の肉体のパーソナリティを通しての表現を選択して楽しんでいる方です。

普通の会話の中で、UFO船内に召集されちゃった話が当然のように出てきちゃったり…

まあ、これだけを聞くとなんとも現実離れしたような「変な人」に思えるかも知れませんが(笑)

ひかりさんは、これからさらに「変な人」になると今年、宣言してますが、私から言わせると、一般的に言う「変じゃない人」以上に本質的真理に於いて“まともな人”です(^_^;

さて、大阪から東京に戻って数日後、そんな彼女とランチをしながらこの話題になったのです。

パラレルワールドのクロス現象

ひかりさんに、前々回のブログ記事で書いた一連の出来事を伝え、いろいろと私たちなりの仮説を興味本位、冗談も交えつつ、和やかに話をしていたのですが、やがて、ではちょっと観てみましょうか…と彼女がリーディングモードに入ると、彼女は見えたビジョンを、言葉を探りながら伝え始めました。

「筋が…光の筋のようなものが観える… その光の筋が交差して…えっ、これってどういうこと!!」

田久保剛

 

確か、こんな感じで、自分でリーディングしたビジョンと、それが意味する事を感じ取って、ひかりさんは今までにないようなビックリした表現をしていました。

「パラレルワールド(過去の選択によって分かれ生じた自分の無数の平行世界)の田久保さんが、この時に、今の世界の田久保さんと交差して、そのパラレルワールドの田久保さんに“使われていた”」

というのです。

彼女は、自分でビックリして、「え〜っ、こんなことがあるんだ!!」という驚きと同時に、それ以上に「何の為にそうする必要性があったのか、それがもの凄く興味深い!!」としきりに言っていました。

そして、その“パラレルワールドの田久保”は、特徴としては、まず“疑念”を感じられない田久保とのことで、これは、過去の選択で、“感性を開く”という方向を徹底していった結果、あらゆる葛藤などを乗り越え課題をクリアし、一切“疑念”がなく、“疑念”の必要性を持たない宇宙的波動の田久保だというのです。

その“パラレルワールドの田久保”は、たとえば、目に見えない情報を受け止めるとき、地上的な根拠や、裏付けなどなくても、それが真理なら「ふ〜ん、そうだね、うん、うん…」と“疑念”を一切挟まず、受け入れちゃうような素直さがある性質だそうです。

ちなみに、今の私にはこの“疑念”というものが、ネガティブな意味ではなく、“役割を表現する上で必要な性質”としてはたらいてきたという事です。

これは自分でも自覚していますが、こうした「目に見えない真理の情報」を伝える上で、「この情報は真実なのだろうか?」「本当なのだろうか?」「どう理解し、説明することができるのか?」という“疑念”を持つ事で、その仕組みや因果関係、背後にはたらく原理、理解の仕方をある程度、概念、理屈でも論理的に理解し、それを人に伝え、「見えない世界」と「現実」の橋渡しをする役割として私の場合、その“疑念”は必要だったのです。

ですからこの“疑念”は、見えない世界の理解を深め、その世界を人に誠実に伝える役割としてはたらいていた性質であり、はなから見えない世界の情報に否定的で、根拠の無い世界の情報をシャットアウトするような、“否定のための否定”をするという事とは違います。

真実を知りたいが故に“疑念”を持って追究する。鵜呑みではなく、納得したい故に持っている性質なのです。

見えない世界の情報に対し、根拠のない「そうだ!」と感じた事を、そのまま鵜呑みにしないという在り方こそ、誠実で誠意ある姿勢だと自分でも捉えていました。

田久保剛

実はひかりさんからは、数年前から私のこの“誠実さと誠意”という性質は、私の役割上、諸刃の剣で、もの凄く貴い必要なものだけど、それが今後の役割を果たす、もしくは真理を悟る上で逆に邪魔になることもある、と伝えられていました。

しかし同時に、これから、こうしたスピリチュアル分野に関わって役割を果たす人々の多くが、この“誠実さと誠意”を持ち合わせているが故の葛藤にぶち当たっていて、そのような方々に道を指し示す役割の為に持ち合わせた性質でもある、とも聞いていました。

パラレルワールドが生じた時

「2〜3年前…何かあった?印象的な出来事…」

そうひかりさんに聞かれ、更には、「その頃の選択の結果、今回交差してきたパラレルワールドが生じたようだ」というのです。

もし、3年前なら、葦原瑞穂さんが講演活動を始める流れで、そのお手伝いをするようになった事かな…と思ったのですが、その直後に、「そういえば…」というある事が思い当たりました。

2016年2月に行った「本当の自分ナビゲーションセミナー」という東京でのセミナー講師をしていた時、今回の記憶喪失とは性質が違うのですが、何かの力で、セミナーを進行することが困難になってしまい、その過程では、やはり自分の記憶や意図をコントロールできなくなる、という事件がありました。

このくだりの詳細説明を今回の記事で表現するのは難しいのですが、簡単に言うと、前月、同じセミナーを大阪で開催した内容が非常に好評で、且つ、自分でも良い内容だと感じたため、

そのポイントを東京でも再現しようと、“私の自我で良かれと思って準備”してやった結果、「今日必要なのはそれじゃない!」というような力が私を阻み、しかし、その突然の出来事を冷静に捉えることができなかった結果、セミナーとしてはハチャメチャになってしまった…といった出来事です。

こんな事は、私が人前で講師という仕事を始めた20年の経験の中でも初めての事でした。

実際は、その状況を多くの参加者が肯定的に受け止め、更に感性の鋭敏な多くの方は、そのストップがかかってからのセミナー会場の、もの凄い波動、エネルギー状態に深い満足をされていましたが、私の中には先程の“誠実さ”が働き、肯定的に捉えて頂く度合いに比例して、「こんな状態になってしまって申し訳ない…」という強い気持ちが勝っていました。

この時抱えた葛藤は、自分的には強烈で深刻なものでしたが、実はこの時も、ひかりさんのサポートを受け、「もう(ここまでの人間的な)“田久保剛”を諦めた方がいいようですね(笑)」と、この出来事を田久保の今後の役割を果たす上で重要なターニングポイントとしてリーディングしていました。

さて、私の仮説では、この時、この私なりに持ち合わせていた「“誠実さと誠意”を今後も持って役割を表現し続けて行く選択の田久保」と、

この「“誠実さと誠意”というある意味での“執着”を手放し、感性を徹底的に開いていく選択をする田久保」に分かれ、今回、何かの必要性によって、その後者のパラレルワールドが統合しにきた…というものです。

示し申されていた問いへの答え

この話の流れで、2017年11月、以前のブログ記事で紹介したスージー・ボウマンさんのリーディングセッションの話題になり、ひかりさんが「どうやら、そのスージーさんのセッションに、今回の現象のヒントが示されているようなんだけど…どんな話でした?」と言うので、いろいろと思い出していました。

田久保剛

スージー・ボウマンさんと八ヶ岳にて。

確かに、そのスージーさんのメッセージには、今後の田久保の役割を果たす上で、ステージチェンジの必要性がある事を“変容”を意味するカードから読み取り、そのヒントを見つける対象についてアドバイスを受けていました。

その一つはやはり“感性を開いていく”というものもありました。逆を言えば、今までの私のスタイルは、今までは必要だったけど、今後は更に波動的な部分、感性で影響を与えていく役割を示されました。

そうやって出来事を紐解いていくと、昨年後半は、こうしたメッセージがいろいろな人、出来事を通してやってきていたことを思い出されました。

「黎明」の特別セミナーの時ある回では、葦原瑞穂さんのメッセージを授かってきたという受講生の方から、私の解釈としてはここまで書いてきた事と同じなのですが、

「上からのサポートを円滑にする為にブレ幅を少なくして欲しい」というような意味で、この“ブレ幅”というのは、正に、今まで、人々の理解との橋渡しのために持ち合わせてきた“疑念”故に生じたものであり、自分としては“誠意”として肯定してきたものですが、今後の役割を果たす上では、その“ブレ幅”“疑念”が上との繋がりを阻みサポートしずらくなる、という解釈です。

こうした一連のメッセージに対し、私は鵜呑みや否定もせず、しかし、より正確に真実を知りたいという願いの元、普遍意識に「これらのメッセージの意味を知るヒントを私に解るように示して下さい」と問いを発していました。

おそらくは、この問いへの一つの答えが、今回の「パラレルワールドの自分」とのクロス現象だったのでは…というのが、私の解釈です。

「パラレルワールドの自分」説がその真相を解明

さて、リーディングをしてもらったひかりさんとの会話で、前回の記事冒頭に掲載した、「鮎屋の滝」のダム付近で「印」を組む私の写真を見せたら、ビックリして「わ〜凄い、この辺(ハートの辺り)がものすごくドキドキ、ザワザワする(宇宙的な波動を感じ)」というリアクションから、やはりエネルギー的に、あの淡路島聖地巡礼は、今回の何らかのトリガーになっている可能性も感じます。

また、大阪で研修を終えた後の記憶喪失状態で混乱している私を、スタッフがスマホのビデオで撮影しようとしたのを私が制止したらしく、ほんの2〜3秒しか映ってないのですが、その混乱状態の私の映像をひかりさんが観た瞬間、「完全にこれは(今の世界の)田久保剛ではない」という鑑定でした(^_^;

前回の記事で、私が後日、研修中の自分の講話をビデオで観たとき、確かに話の内容も、「田久保剛」が講話をしているという事に違和感がないが、ただ一つ、話のエネルギーに“淀みがない”というか、いつも以上に“入っている”ような印象、自分だけど自分ではないぞ…という感じを受けたと書きました。

これも、「パラレルワールドの自分」だと捉えれば、それはまさに自分自身なので、この違和感の無さの説明はつきますし、あの“淀みがない”と私が感じたものと、今回のリーディングでひかりさんが“疑念”がないと読み取ったものは、同一の波動だと思うのです。

また、憑依現象、多重人格症状ではなく、この事象に私や周囲の目撃者も、ネガティブな印象がないと感じていた事も、この何ともSF発想から出てきたような、「パラレルワールドの自分から一時的に使われた」というリーディング結果を当てはめると納得できます。

田久保剛

 

また、研修後の食事会で、自分の名前、基本情報や、共通の記憶を持っている部分と、大好きな店の存在や食の好み、直近の出来事の記憶など、“私の世界から観れば”知っているはずの事を全く知らない、という現象も、「枝分かれした世界では起きなかったことがある」と捉えれば説明はつきます。

ちなみに、その“今これを書いている私”の記憶には全く残っていない時間の“私の意識の所在”について、「先方のパラレルワールドに行っていたのか?…その自覚はないが…」とひかりさんに尋ねると、「どうやら、転生の現象で言うところの中間生にあたるような次元で、深い眠りのような状態に入っていたようだ…」との見解でした。

私の解釈ですが、きっと過去、枝分かれし、“感性を徹底的に開く”という選択をした私が、これを書いている世界を体験している私の、今後の役割に対する想い、願い、その必要性などにエネルギー的に呼応して、

「パラレルワールドの僕」も無意識に、そして、「この世界の私」も無意識に、その想いの磁力によって引き寄せられ、一時的に統合したのではないか…

あの時間、「パラレルワールドの自分」に、「この世界の田久保」の肉体を“使われた”と表現すると、自分以外の意図がはたらいているような印象を受けますが、どちらかの意図によって操作されたのではなく、また、お互いにその統合を意図的にコントロールできていない状態が、現状ではないか…という考えです。

そして、その状態の先に、「見えない世界」を論理という橋渡しで表現する役割と引き替えに、“疑念”のエネルギーで感性を閉ざしがちな私でもなく、

また、感性どっぷりに入りすぎて、現実社会とのコネクトができなくなる私でもなく、

その「統合」が実現して、だからこそ果たせる役割を、新生、田久保剛の次なるステージに生かす時が、まさに2018年のCTPeakのステージなのだと感じています。

不思議体験を伝えた真意

さて年頭から、トンデモ話のような記事なりましたが(まあ、ある視点から観たら私の話はみんなトンデモ話かもしれませんが(笑))、、、

私はこの体験を、何か怪しいから隠しておこう…とも、また、面白おかしく誇張してみようとも全く思わず、しかし、極力、あった事実をありのままに体験談として伝えたい…と思いました。

また私は、上記のリーディング結果をかなり正確なものとして根拠なく信頼して受け止めていますが、その解釈は、あくまでも私の受け止め方、感じ方であって、それが絶対的な真実であると主張したい訳ではありません。

つまり、私や、私たちにとっての真実や解釈、という事です。

田久保剛

しかし、私は、今の変容の時代の地球でその必要性に応じ、こうした統合現象が、主に無意識のうちに多くの人に起きているのではないだろうか?…と感じるのです。

「パラレルワールド」とは、あくまでも見えない世界を解釈する上での概念ですが、こうした概念を当てはめてはじめて説明がつくような、過去の様々な選択によって生まれ、様々な経験を積んで刻まれた波動が、時代の必要性によってまた統合され、宇宙的な大きな魂の役割をまた演じていく…

そんな現象を、私のこの体験談をきっかけにして「思い出す」「自覚する」人もいるのではないか…

私は、それを伝えるという役割上、今回、こうして“わかりやすい”体験をしたが、これを読んでいるあなたにも、実はこうした現象が無自覚に起きていて、2018年以降の地球に必要な重要な使命を果たしていくのではないか…

もしそれが、全体的な流れにとって少しでも役に立つのなら…そんな想いに駆られ、この不思議体験をお伝えしました。

そういう意味で、この現象から学ぶ事や解ってくる事、更なる高い視点からの解釈や発見は今後もあるかもしれませんが、その時にはまたお伝えしていくつもりです。

そして、2018年の私のイベントや様々な表現には、「彼(パラレルワールドの田久保剛)」がまた現れるかもしれません^^

いや、もしかしたら、既にもう、無意識のうちに「この私に」統合されているかもしれませんが…私にはまだその自覚はありません。

でも、徐々にこの出来事の真意が自覚出来ると信じています。

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コメント

  1. マレーの虎 より:

    田久保先生、

    明けまして、おめでとうございます。

    前世療法の先駆者であるドレス・キャノンさんが、2013年から地球の分離が起きており、現在の地球上に住む魂たちの分離がドンドンと加速しているビジョンを語っています。

    精神世界では、この現象をアセッション、パラレル・ワールドと読んでいます。

    葦原さんは、すでに新しい地球に旅立たれ、田久保先生もすでにアセッションの
    最終段階に入っているのかも知れません。

    地球上での浄化作用が、今年から佳境に入ります。

    気候変動、天変地異、局地紛争、食料危機、疫病、等、様々な浄化が進むこと
    になります。

    日本と日本民族にとって、有史以来の未曾有の危機が迫っていることも明らか
    に見えています。

    日本民族にユダヤ支配の呪縛からの解放を解ける賢者による祈りの
    儀式の緊急性を感じます。

    1. 田久保剛 より:

      コメントありがとうございます。

      見えない領域で何がどうなっているのかは、私にはよくわかりませんが、

      自分の担当場所で、やるべき事を淡々と全うしながら、今後の全体の展開を、大いなる計画、天に委ね、その導きに沿いながら、受け入れながら、味わい、楽しんでいきたいと思います^^

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