普遍意識チャネリングセッションのコンセプトで開催した、トークイベントで、
Q:「相談を受けている最中や後に、相手のネガティブさに影響を受けてしまい、気持ちがどんよりした重い気持ちが長引いてしまう時、田久保さんがどのような工夫をして切り替えるか参考に伺いたいです」
というご質問に対して、田久保剛が、相談相手と向き合う時に大切にして実践している注意点、見解をお伝えしました。
セットアップで9割
誰かの相談を受けている時に、カウンセラーが悩んでしまう…ということはよくあります。
相手の悩みに真摯に向き合っているうちに、相手の悩みのエネルギーを自分が受けてしまって、自分も落ち込んでしまう。
これは、まず仕組の上でお話します。何で私達が、そのように落ち込んでしまうのか、影響を受けてしまうかというと、相手が悩みや問題、ネガティブだと思っていることと同調しているからなのです。
相手は当然悩んでます。「もうこんなことで大変なんです、苦しいです、もう辛いです」と。
それに対して、「いや、そんなのは最初から無いから…」っていう態度で向かっちゃったらダメですよ、むしろ反発を産みます。
「ああ、それは辛いね、大変だね」って、もちろんそういう意味では目線を合わせる必要はある。
だけど、目線は合わせているけど、意識は合わせてないのです、そこに。
どこに意識を合わせるかというと、私達の本源は、一なる完全なる素晴らしい愛そのものの生命である。
相手の神、神性に常に意識を合わせ続けると、そこと同調しないから、その現象は見えるけど、その影響は受けない、ということです。
自分が光になったらどれだけ闇が外側からやって来ても消えちゃう訳です。
だから、私達はその相手の光に合わせれば、一切、マイナスの影響を受けないというのが仕組みなんですが、このコメントにあったように、そうは言っても影響を受けてしまうことは多々あります。
まず一つは正しい理解。つまり今私が言ったような正しい理解をして、私が今、相手のネガティブな影響を受けて気持ちがどんよりしているということは、どのような仕組みでどんよりしているんだろうかっていうことを、自分で客観的にまず理解できることが、まず出発点になります。
「あ、私は自分としては頑張って相手の完全性に意識を合わせていたつもりだったけど、どうやら私の中の何かが相手のネガティブさに共鳴してしまう因子が、どうやらあったようだぞ」
もしくは
「無意識のうちにそこに意識が合っていたから、それをどうやら引きずっていた可能性があるな」
というふうに、まず正しく自分で理解するってことが大事です。
私がどのような工夫をしているかですが、まず出発点があります。
その正しい理解の元に、私は主に「セットアップ」で9割だと思っていまよ。
セットアップで9割。
つまり、話す前にもう勝負は決まってる。
例えば、今日はカウンセリングがあります、この人の予約が入っています…という時は、すごくセットアップしやすいけど、突発的に会社の中とか部下から相談されたってこともあるかもしれません。
いずれにしても、朝、もしくは仕事に向かう時、もしくは本当にカウンセリング、誰かの相談を受けるってことが事前に分かっていたら、
「全ては神なんだ、完全なんだ、私も神だし、あなたも神だし、全ては神だし、もう全てが完全なんだな」
「今日、私を通し、今日、私に相談される方に対して、その方が、その方の内側から大いなる完全なる神性なる自分が少しでも湧き上がる、自覚に至るためのきっかけが少しでも掴めますように。そのために私をどうぞお使いください」
そういう一つの祈りであるとか、想いであるとか、理解であるとか…
人間として生きていると、ちょうどお風呂に入らないと垢が溜まってくるように、やっぱりそういう垢が溜まってくるのです。
つまり自我意識、「私は普遍意識とは到底かけ離れている存在である…」というような思い込みに、どうしても入ってしまうような垢が溜まってくるので、ある意味、お風呂に入るように、そのセットアップというのを毎日のようにする必要が私はあると捉えています。この霊的真理を正しく実践していく上では。
その上で、私なりにセットアップの仕方というのは皆さんにお伝えしていますけれど、たとえば瞑想してもいいし、マントラを唱えてもいいし、
そして今日出会う人を意識して…例えば今日私は参加される人を名簿見なくても空で言えます。
前の晩から、どこに住んでいる誰々さんが参加されるなって… 参加者の地図を作っています。東京には何名、どの県には何名… それは誰々さん…それで合計何名…と。
それで、私はその一人一人に対して、どうぞ私が…田久保がやるって言うよりも、普遍意識が、
「神が私を通して一人一人の、色んな、今直面している課題や問題や悩みや、もしくは今、その方にとって必要なことが、その方の内側の普遍意識がその方を通して展開して、素晴らしいエネルギーや情報が展開されますように」
「ここで今日展開した情報が、また後々、その情報に触れる方々の魂の目覚め、神の目覚めに寄与、貢献しますように、どうぞ私を使ってください」
と、私なりに真摯に祈るのです。これで9割決定。
もしかしたら、そこで100%決まっているかもしれない。
結果には霊的真理に基づいた納得できる解釈をする
後にでた結果は、普遍意識から、
「あなたは自分では祈ったつもりだったろうけど、そういうふうに引きずっているっていうことは、まだまだ何かが足りなかったかもしれないよ」
「もしかしたら何かあなたがこれから役割を果たす上で、もっと自分自身をクリアにしていったり、もっと理解を深めるための課題が、今日、相手の方から引き出されたかもしれないよ」
と捉えます。そういう捉え方をすれば、重く引きずっていることは、別に悪いことでも何でも無くて、より私がこの地上で役割を果たしていく上での次なる課題を、その人、悩み相談しに来た人が自分から引き出してくれたんだ…と。
そんな捉え方をすると、終わった後、精神上では一切の突っ掛かりがないのです。肉体的な疲れは残っているだけ。精神的にはほぼ瞬時に転換できて、引きずらないです。
肉体的には引きずります。だからその時はまあ、サウナに行くとかね(^_^;
そういう感じでリフレッシュするのは良いんですけども、
でも精神的には「あ、然るべきだな」「こういうことだったんだな」と解釈する。
私も人間ですから、時々すごーくネガティブな感じで接しられてしまうと…
相手がネガティブなことを言えば言うほど、それをきっかけにして、その人の普遍意識にパッと意識を合わせるようなことをずっとやっているのですが、それでもやっぱり、どっかで無意識に影響を受けちゃっている時はあります。
そういう時に、結果的に「あ、あの人が今日、あそこまで突っ込んでネガティブなことで私に向き合ってくれたから、自分の、例えばまだ足りて無いことがすごく分かったな」とか、
彼女は彼は、「田久保さん、これからもっともっと同じようなところで悩む人がいっぱい、田久保さんの元にやって来るでしょうから、まず私を使って練習しておきなさい」と。
その人が、意識している訳ではないと思いますよ。「神がその人を通して、私にそのような形で派遣してくれたんだな」というふうに思うと、それが正しいかどうかなんて、私からすればどうでも良くて、そう捉えると、スッキリするんです。スカッとするんです。「そうだな」って。矛盾がないのです、そこに。
だから私は、自分の中でスッキリしたり、スカッとしたりして矛盾が無く、そのような捉え方を出来た時に、それは、私がその瞬間、真理と共鳴したという捉え方をします。
もちろんこれはね、場数を踏んでいくと、また更にもっと深い真理に気付かなきゃいけないことになったりするかもしれないので、それが正しいとか、みんなもそう捉えろよ、って言うのではなく、たまたま、その瞬間の田久保はそういう感覚でクリアしていった…ということです。
気持ちがどんよりしたり重い気持ちが長引くことというのは、実はあんまり無いです。あんまり無いけど、ちょっとはあります。
何であんまり無いかっていうと、セットアップをきちっとするからです。
そして、でも受けちゃった時は、そんなに長くは無いけれども、精神的にはあまり引きずりません。
何故なら、今度は正しい解釈をするから。
「どうして今日、私はこんなに引きずっちゃっているんだろう、どうしてどんよりしているんだろう… 」
「あ、なるほど私の中にまだ無意識だったこういうことを引き出してくれて、自分の今後の課題をちゃんと明確にしてくれたんだな」
などと、何らかの形で自分なりにスッキリする処理をします。
「もう何だか知らないけどいいや…」とはやらないです。
自分が納得の行くように捉え直します。
私の感覚だと、8割9割はすっきりと捉えられます。でも、何だか分かんない…という時も正直あります。1割ぐらい。
そういう時は、見ないフリをするんじゃなくて、一旦置いておこう…というやり方をします。
「これはきっと私が何か必要なことに気付くために、今、こうやって重い気持ちになっちゃっているんだろうな。でもきっと必要なタイミングで分かる時が来るだろう。その時は必ずこのことに向き合うぞ」って言って脇に置いて、肉体的な疲れを癒す…そんな処理の仕方をしています。
自分の波動の状態を大事にする
質問者:「その時の事を思い返すと、私も仕事でかなり疲れていたので、相手の方の完全性に意識を向けるということが、ちょっと抜けていたな…とわかりました」
今、おっしゃったことはすごく大事なことです。今日、私がこの人の神性に意識を合わせるほどの最高のコンディションじゃないなっていうような自覚があったら、正直に言った方がいいです。
「ごめん、今日実はちょっと体調悪くて、ご相談にしっかりと向き合えないんだ」って、例えばそういう突発的な時は。
無理してでも向き合うと、無理した波動で応対するから、分かっちゃいても相手のネガティブ波動に共鳴して、知らないうちに引きずり込まれちゃったりする場合もあります。
CTPeakでも色々打合せする時に、ちょっとネガティブなゴミ出しが始まったぞ…と思っている時に、最高のコンディションの田久保だったら、「もう何でも出してみな」っていう意識で全部向き合って、神性に意識を合わせながら、まあある意味ではゴミ出しさせるってことが出来るのですが…
私も体調が悪い時があるのです。調子悪い時。そういう時に、「ちょっと、悪いけど今日は波動が悪いから、この話は後にしようよ」ってやります。
その方がいいんです。無理にそこで進めちゃうとお互いがもう、ネガティブなバキバキの波動をお互いが増長してしまう。波動が悪いと、もうそれが即、お客様に行っちゃうのです。だから、実は私達は、実務的なものより波動の状態をすごく大事にしています。
波動の状態とは、精神状態もそうだけど、肉体状態も同じで、肉体がちょっと疲れているなって時は、そういう大事な場面に向き合う時に「ちょっと今日はごめんね」とか「ちょっと休憩取らせてくれる?」とか、そういう感じで、ご自身の状況を素直に何らかの形でお伝えして、ベストコンディションで向き合うっていう、そういう選択はとても良いかなって思います。
このことは、努力根性でやらない方がいいのです。本当に今、自分がすごく落ち着いた穏やかな絶対平安の中にいれるかどうかっていうのは結構ポイントです。
突発的な相談ではなく、予め予約が入るような、例えば私のような個人セッションをやったりする場合は、もう決まっている訳なので、でも決まっている状況の人であっても心身のコンディションの浮き沈みがあるので、だからセットアップがすごく大事になって来るんですね。
だから、朝起きて、今日ちょっと調子悪いな…となっても、でもやるぞってセットアップして、そのセットアップに対しては努力が必要かもしれません。
ある程度やると、マントラを唱えたり瞑想すると、スーッて心がなって来ます。
そして、相手の方の、完全な愛にフォーカスが当てられる状態になって、そのセッションで向き合うと、何が起きるかというと、
その向き合っている最中は、意図的に、特に調子が悪い時であればあるほど、かなり意識的に相手の神性に意識を合わせようと努力していますから、終わった後に、スカーっとなるのです。
今朝までの自分の体調の悪さとかネガティブさが、もう完全になくなる。そういう意味では、その方との予約があったからこそ、自分が逆に元気になっちゃったみたいなことも沢山あります。ぜひ参考にしてみてください。
【参考記事】
飛べない蝶の悲劇 〜善意の過ち・メンタルケアの問題点〜
~あなたに出会うすべての人を真理に導くお手伝い~
『PEAKカウンセリング塾』
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