Q.『これからの時代は、二極化がどんどん進む』というスピリチュアル分野にある情報を聞くと、焦りや不安や恐怖心がでたり、乗り遅れそうな自分を責める気持になります。何か捉え方のアドバイスをお願いします。
このようなオンライントークイベントでの投げかけに対して田久保剛がお答えした動画の一部をご紹介します。
情報が生み出すマイナスのカルマ
スピリチュアルな分野の方が、「二極化が進む」という表現をしてる時に、すごく危惧を感じる時があります。
確かに、「二極化が進む」というのは一理あるのですが、その情報を恐怖で捉えちゃう人がいるのです。
「ああ、私は取り残されちゃうんじゃないか…」
「私は置いてけぼりになっちゃうんじゃなか…」
っていう、恐怖心です。
「じゃあ、置いてけぼりにならないために、どうしたらいいんでしょうか…」
そのように、恐怖に基づいて焦りの気持が出てしまう。
発信してる側も、おそらく気づいてないと思うのですが、「二極化が進むよ」って言って、たくさんの恐怖心や心配をさせてしまうと、それを言っている人が、そういうネガティブ反応を生み出させてしまったという強烈なカルマを積んでしまいます。
無配慮に「二極化、二極化…」って言っている人が一番危ないのです。
もちろん、その人からすれば、自分なりの何らかの根拠の元に発言して、良かれと思って言ってるはずで、人の恐怖を煽ろうと意図しているわけではないではないと思うのですが…
霊的な全体的な背景を含めて見ると、大きなカルマを生んでしまってる可能性があります。
情報とは、「この事を知って良かったな」って思ってもらうのが、大事だと思います。
だからもちろん、発信者の方には、良かれと思っての情報が、ネガティブ方向に行かないように、情報発信にしっかりと配慮、注意していただきたいのですが…
こういう「二極化が進む」という情報を聞いて、焦りや恐怖で受け取ってしまわれた方の話を聞いたときに、情報発信者のところに行って、「あなた、もっとちゃんと配慮しなさいよ」と、いちいち口に戸を立てるわけにはいかないので、
やっぱり受け止める側が、こうした霊的情報の正しい受け止め方を理解しておく必要があると思っています。
心配、恐怖、焦りは間違った見方の反応
ポイントは、それを聞いて、「ああ、何か心配だな…恐怖を感じるな…」という風に思ったら、まず、そういう反応をしている自分に気づく。
「ああ私、この情報を聞いて心配、恐怖、焦り、というもの感じちゃってるぞ…」と。
そうする必要は無いいんだぞ…と捉えていただきたいです。
焦っちゃってるけど、別に焦らなくてもいいんだよな…
私が、何か間違った、この情報に対して誤った捉え方をしてるから、このようなネガティブな反応をしちゃってるんだな…
という風に捉えて下さい。
そして、「こういう風に反応しちゃだめなんだな…」などと、自分を責めなくていいのです。
「反応しちゃってる自分がいるな〜」
と気付いたら、
「ところで今日、私は何をすべきだっけ」
と言う風に、今日、あなたがいる場所で、あなたの目の前の、人、事、物に対して、なるべく最高の自分自身の心の状態で、ひとつひとつの行為に向き合っていけばいいわけなのです。
「二極化、二極化…」と、結果的に受け止め側に、焦りや恐怖心を誘発させるような表現をしている多くの情報は、人間のすごく限られた視点から捉えた、ある一つの現象を無配慮且つ不完全な表現にすぎません。
私から言わせると、「二極化が進む」という表現の情報の多くは、どちらかと言うと、全体にとってネガティブな影響の方が大きく、あまり私はオススメしない表現方法です。
それぞれの立場でやるべき事を自覚する
全体の、それぞれの立場で、「自分が今、何をすべきか…」ということを自覚する。
今、地球上に70億人いたら…「35億!」ってありましたけどね(古いか(^_^;)
35億人がネガティブな方向に行って、半分がポジティブな方向に行く…というような、
そのような分離感を増強するエネルギー状態を作ってしまうような表現は、特に霊的情報の発信者は気をつけなければならないと私は思っています。
「二極化が進む」といった情報を聞いて、焦りが出てきちゃっても…大丈夫です。
そりゃ、目に見えないことで、そんな事を言われたら、誰でも焦ります。
誰でも焦るけど、
「これは、誤った見方なんだな」
と、その反応に気付いて下さい。
そして、自分自身の今いる場所で、やれることやって行けばいいのです、が…
そうしたら、二極化の、その助かる方、プラスの方に行くよ…というわけではなくて、神様(=本当の自分、普遍意識)は、ちゃんとその人がやるべき事(全体の中での役割)をやってくれれば、全てを守ってくれるのです。
神様を、別の表現で言うなら、より「高次の自己」です。
私たち人間は、霊的存在の方々と共同作業をしているのです。
共同作業の中で、私たち人間は物質次元担当としているのです。
私達一人の背後、バッグには、私たちには見えない波動領域での、いろんな手はずを踏んで、いろんな協力をして頂いている(それを守護霊とか指導霊なんて言い方もしますが)そういう背後の存在がいるのです。
その背後の存在が、私たち人間に望む事は何かというと、物質次元で、目の前の起きることに対して、物質次元でしかできない仕事してもらうことだけなのです。
霊的領域の存在に余計な仕事をさせない
でも、心配、不安になっていると…
「お前、心配はいいんだけども、今、今日、やるべき事をやってね…」
と、上の人はそれを応援するために、いろんな人を介したり、出来事を介して、あなたがやるべき事に向かせよう、向かせようと気づきを促そうとしますが、
実は、その作業は、上の人からすると余計な仕事なのです。
私たちが、何も考えずに今日、目の前のことに、きちっとやっていさえすれば、上の方は本来の仕事にエネルギーを注ぐことができて、
「お前、それズレてるぞ…こっちだぞ…」
という仕事をさせないことになるのです。
『黎明』著者の葦原瑞穂さんが、著書の中でこのような事を書いています。
指導霊が、いろんな手はずを踏んで、やっと出会うべき人に出会うような方向に導いたら、その途中にあったパチンコ屋に入られてしまって、その時、その指導霊が、もうなんとも言えない表情をしていました(笑)
それでも指導霊は、また、いろんな手筈を踏んで、向かわせる努力をして頂けますが、指導霊にも、多くの仕事があるので、そういう余計な負担をなるべくかけない方がいいのです。
私も霊的存在は見えないけど、そういう話は、結構、真に受けているというか、それを仮定にするといいな…と思っています。
「そうか…余計なこと考えないで、今日やるべき事をやろう」
そのようにして、少しでも、上の方には安心して頂いて、
「物質次元はオレに任せてください…その代わり、霊的領域、私の手の届かない所は、是非お願いします。是非、守護してください。いつもありがとうございます」
何をどうサポートして頂いてるのか、よく分からない時もあるけど、でも、
「今日、私がここにいる…ということはいろんなサポートのお陰なんですね。ありがとうございます」
って、毎朝必ず、お礼だけ言って、自分のやるべき事をやろう。そんな向き合い方を私はしています。
「二極化が進む」等と聞いて、「大丈夫かしら…」と思っても、
「あ、でも今日、私のやるべき事をやればいいんだな」
と、そういう転換の仕方をしていただけると良いかな…と思います。
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第14回テーマ:『黎明』「序章 & 第1章『世界という幻』」
● 日時: 2021年5月30日(日)14:00〜16:00
● 講師: 田久保剛(たくぼたけし)
● 参加費: 2,200円 (税込)
※当日の勉強会収録ビデオ付き(ストリーミング、ダウンロード形式/編集後、後日配布)
● 形式:Web会議システム「Zoom」にて
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