『カルマ・ヨガ実践講座』〜School of Karma Yoga〜(SKY)の講義ビデオの一つに、【魂の目的を思い出す(私たちの使命)】というテーマがあります。
私達の魂は地球に生まれる前に、何を決め、何を目的とし、何を学びに来たのか、それを思い出し、物質的価値、真の地上人生の“霊的価値”を見出しシフトます。
その霊的視点で、物質次元に展開する出来事を捉えると、普遍意識の目覚めの最短距離とも言える手法、カルマ・ヨガのクオリティは格段にアップします。
この講義を学んだ受講生向けに話した田久保剛の補足講義の一部をご紹介します。
目次
物質的視点から霊的視点にシフトする
「霊的視点を持ちましょう」ということなのです。
霊的な所から見た時に見えてくる価値というのがある…ということなのです。
私たちはどうしても、この物質的な、そして、その物質的な世界の中で作り上げられた社会的な価値、多くの場合、物質的、社会的な価値、その視点から、この現実生活に向きあっています。
だから、そこから見たら、確かに、オリンピックを目前に水泳の池江璃花子選手が直面した病気…「こんなに頑張ったのに…こんな若い時に病気になってしまうなんて…なんてことだ!」って。
もう酷いなって。多くの人が、「なんて可哀想な…神はいるのか?!」なんて思ったかもしれません。
でも霊的な視点から見た時に、その価値が変わるのです。
私たちにも色々と大変なこと、辛いこと、苦しいこと、悲しみ…ありますけど、
これは、物質的な視点だけで見たら、もうとんでもない。なんとかそれを排除したいな。
なんとかそれを切除したい。なんとか、それそのものを解決したい。なくしたい。
まさにトレーニング機材をどかしたい…みたいな、そんな視点なわけです。
でも、まさに霊的な視点から見たら、その貴重なトレーニング機材を、物質的な視点で向き合うと、どかしてしまうようなことを、やってしまいがちなわけです。
物質的価値から霊的価値にシフトしましょう。
霊的な視点から、この日常生活、人生に向き合った時に、本当の人生の価値がわかるのです。
何のためにこの人生があるのでしょうか。
平穏無事で、何もなく、ただ単に最初から幸せで、もう、ありがたく愛に溢れてるような状態だと、逆にできないことがあるのです。
もちろん、今、愛に溢れてる人には、今度は、だからこそ、人に手を差し伸べるという役割があります。
でも、そうでなければ多くの場合、いろんな大変な状況があるということは、霊的視点から見たら、そこに向き合うからこそできる、霊的に決めてきた「魂の成長」であるとか、全体に果たす役割を果たすためにできることがあるんだ…ということなのです。
スピリチュアリティは人生をより深く理解する術を学ぶ科学
インドの聖者アンマ。マータ・アムリターナンダマイ大師の言葉を引用します。
「スピリチュアリティは人生から逃避するのとは違います。本当の自分を知るための心の内面に向かうことです。スピリチュアリティは人生をより深く理解する術を学ぶ科学であり、マインドを管理することなのです」
(マータ・アムリターナンダマイ大師)
これこそ、まさに私たちCTPeakが皆さんにお伝えしたいことだな…と共鳴しました。
どうしても「スピリチュアリティ」…いわゆるスピリチュアルな世界の情報は、目の前の嫌な出来事とか嫌な人とか、嫌な状況を何とか見ないようにできないものか…何とかそれを切除できないか…
何かそういう目的で使われがちです。
確かに、どうしてもネガティブな感情になってしまう時、その感情を、ちょうど頭痛を一時的に緩和させる鎮痛剤のようなはたらきをさせるのが有効な場合もあります。
でも、それは何のために有効かと言うと、切除するためじゃなくて、より冷静に、より「真理の視点」で冷静な視点で向き合うための一時的な緩和策にすぎません。
苦難は、困難は、取り去ってはダメなのです。
それは、魂のトレーニング機材なのですから。
取り外しちゃダメなのです。
覆い隠しては駄目なのです。
なかったことにしてはダメなんです。
そうではなくて、人生に起きる困難に「正しい視点」で向き合うのです。
アンマの「人生をより深く理解する術を学ぶ科学」という素晴らしい表現のように、マインドを管理するのです。
私たち人間は、生きているとやっぱり心が反応して、どうしてもざわめいてきます。
自分の心の中に残されたネガティブな因子、課題があると、それを反応させてくれる人、出来事と出会ったりするのです。
カチンと、あなたを怒らせる、あなたの中にまだ残っている課題を反応させる役割を誰かに演じていただくのです。
そして、こういう課題が自分の中にあったんだな…と気付かせてくれます。
このことにどう向き合って、マネジメント、管理していけばいいのか…それを、今まさにSKY(カルマヨガ実践講座)で学んで頂いているのです。
反応するのはいい
反応するのはいいのです。
これはなかなか、わかりにくいことですが、「また、こんな気持ちになっちゃいました…」ってどうしても思いがちです。
でも、それは普通です。
このような事をお伝えしている立場、役割の私も、普通に反応します。
いろんなネガティブなことは、まだまだクリアすべきことはいっぱいあります。
「反応するのはいい」のです。
ただ、
「反応に、いち早く気がつきましょう」
ということです。
気が付く。
「ああ、こういうものが、自分の中にまだ残ってたから、何かが反応したんだな…」
という視点で見てる段階で、もうその心にエネルギーを注いでないので、それ以上増幅せず、そこに囚われず、やがて消え去って逝きます。
まさにこれは、非常に有効なマインドのマネジメント術なのです。
そして、そこから自分の意識をチェンジして、そして少しでも、より良い波動状態で目の前の行為、行動、表現をしていきましょう…そういうマインド管理、というものをSKYの講義ではお伝えしています。
正しい人生の向き合い方は、困難と思われる事、悲しみ、苦しみ、辛いこと…
それが何であって、そして、どう向き合ったらいいのかを学ぶのです。
それが起きたからこそ気づけた事
嫌な事がなければ絶対、気づけないこととか、大変だなぁと思うことがなければ、ケツに火がつかなければやらないこととか、そういうことがあるのです。
その渦中にいる時はなかなか思えないです。
こうしてお伝えしている事すらも、「魂の目的だ、何だって、もう関係ねぇ…」っていうぐらい…
そんな理論、もう忘れてしまうぐらい反応してしまっている…その時はしょうがないですが、
ちょっと冷静になった時に…私は、この理論が裏切られた出来事って一つもありません。
辛いこととか、苦しいこととか、悲しみとか、大変だなって思ったことは、後で振り返ると、
「いや、あれがあったから、こういうことに気づけたよね」
そのように、平穏無事な時は気づけない、平穏な状態が当たり前の時に、なかなか気づけないことを、気づかせてくれるような出来事だったりするのです。
私はペットのモルモットを買っていて可愛がっています。モルモットは、ちょっとしたストレスとか刺激で、体調が悪くなることがあります。
一代目、二代目は、病気で看取って、去年、三代目を迎えました。
そのモルモットが、この間、急に体調崩して…病院に連れていったのですが、実は、病院に連れて行くことが、またストレスになってしまい、ゴハン食べなくなってしまったのです。
普段、私の朝起きる音と同時に、すごい喜んで鳴き始めるのですが、それが一切ない。
あれ、おかしい、と思って、私は何をしたかというと、今までの教訓があるので、とにかく強制給餌です。
どんなに嫌がっても、シリンジという注射器のようなもので口の中にゴハンを詰め込むのです。
その時は…確かに嫌がってるから可哀想なのですが、これをねじ込まなければ死んじゃう…ってのがわかってるので、もう心を鬼にして、ねじ込むのです。
でも、本当にその甲斐があって、その夜ぐらいから快復して、今はお陰様で無事、元気に快復しました。
この事も、普通の健康状態だとなかなか気づかない、自分自身の愛の表現。動物やいろんなに生命と向き合う時の本当の気持ちを、むしろ動物が病気になってくれたことによって自分に思い出させてくれたのです。
本当に愛を持って接しているか…と。
そういったことを、何も起きなかったら多分、色々と振り返らなかったし、何も起きなかったら多分考えないし、また、感じられなかったな…と思うのです。
もちろん、困難な事は大変ですし、できたら困難な出来事は何も起きない方がいいのですが。できたら平和で幸せな方がいいのですが…
でも実は、この地上次元の特徴というものも知っておいた上で、誰の人生でも起きてくる、いろんな平穏ではないこと、大変なこと、辛いこと、悲しいこと、焦ってしまうようなこと、ついつい怒ってしまうようなこと、
それらにどう向き合うかっていう、まさにマインド管理、そして人生の正しい向き合い方を、「魂の目的を思い出す」という講義から、そのきっかけをつかんでいただければ…と思います。
捉え方によって変化する波動
人生に起きる困難な事に、
「なんで、こんなこと!」
ではなくて、
「いや、どうやら俺の高次の…つまり魂では、こんな事決めてきたらしい…」
「このことに向き合う事によって何か成就する何かを決めてきたようだぞ…」
そのように仮定で捉える。
具体的に魂の段階で何を決めて来たかを、ついつい知りたがっちゃうパターンもありますが、そんなのは知らなくていいのです。
いやむしろ、知らないからできることがあるのです。
「どうやら何か決めてきたようだぞ」
「これを乗り越えた先に身に付く何かを決めてきたようだぞ」
「今、80kgの重りを突きつけられているということは、80kg以上の力を身につける、何かを決めて来たようだぞ…」
そのぐらいの事で捉えたら…私の場合、痛みや悲しみは消えなくても納得感があるのです。
「ああ、だとしたら向き合おう」
「そうだよな…魂が決めてきたんだとしたら…そういう風に捉えたとしたら納得できるぞ…」
「なんでこんな事があるんだ?!」
という時の波動と、
「大変だけど、どうやらここに向き合うことが必要なようだぞ…」
という時の波動は全然違うのです。
このことは、こうした理論的な理解ではなく、あなたの日常生活で、何か、ちょっと摩擦があるような出来事があった時に、この理論を少し振り返って、
魂、霊的視点から捉えた時の波動と、
そのまま、心が反応したままの時の波動がどう違うか…
そして、その後のカルマ・ヨガに、どんな違いが出てくるか。
そのあたりを、これらの情報を参考にして、ご自身で実践して、体験を通して理解を深めていただければと思います。
「カルマ・ヨガ実践講座」〜School of Karma Yoga〜(SKY)
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