私達人間が、この地上に生まれる前に、「魂の目的」を決めてきていると言われています。
では、その「魂の目的」は、どうしたらわかるのでしょうか。
優秀な霊能力者にリーディングで読み取ってもらえばいいのでしょうか。
この魂の目的を見出す上で、多くの人が間違ってしまうこと、注意すべき最重要事項とも言えるポイントについて田久保剛の見解を、コロナウィルスの影響でオンライン化して開催した、“オンライン”トークイベントの映像の一部からご紹介します。
魂の目的を思い出すのが人生
私たち人間の本質は魂である。
では魂は、この地球に何をしに来たのか？
それは「魂の成長」の為に来たのである。
これは一つの「仮定」、つまり「仮にそうだとしたら…」という事でいいので、まずそのような観点で捉えます。
私の場合は、何かで読んだと思うのですが、「ああ、そうか… 私たちがこの地球に生まれて来たのは、何かの目的をどうやら生まれる前に決めてきたらしいな…」と。
そういう情報を聞くと、「それ知りたいな、何を決めて来たんだろう？ 何をやるべきなんだろう？ どうやったら知れるだろう？」と、すごくそういうことに興味があった時期がありましたた。その後、いろんなことを学んでった結果、私なりに行き着いた結論を今からお話しますが、
私は幸か不幸か、それをやらなかったのですが、多くの方は、この興味深いこと、つまり「私は生まれる前に何を決めて来たのか」ということを、自分で考えずに、誰かに聞こうとするのです。
これは私の一つの捉え方なのですが、誰かに聞くことには慎重になってください。
なぜなら、「魂の目的」を思い出してから人生に向き合うのではなくて、「魂の目的を思い出すのが人生」という感じなのです。
よく、こういうテーマを出すと「じゃあ、魂の目的を思い出して、その思い出したものに基づいて生きればいいんですね」というような捉え方をしてしまう場合があります。
そうではなくて、この人生の様々な起きる展開を通して、結果として「ああ、どうやらこういうことを決めて来たらしいな」という事がだんだん浮き彫りになって来る。
最初は少し、何となく型が見えて来て、だんだん鮮明になって来て、そして、だんだん明確になって来る。これも人それぞれ、そのタイミングというのはあるかもしれませんが…
神様の意図
話を戻すと、何故、他者に聞いてはいけないか…と言いますと、仮に、すごく有名な、「あの人のリーディングは素晴らしいんだ… あの人に読んでもらうと魂の目的を思い出せるみたいよ…」と、例えばそういう評判の人、第三者がいたとします。
そして、「あなたは、どうやらこういうことをやることを生まれる前に決めてきたみたいよ」って、もっともらしく言われた時に、反発できる人はまだ良いのですが、「そうなんだ」という風に、ある意味で素直な方は、これが、ものすごく大変なカルマを生んでしまう可能性があるのです。
それを言った人が、意図的にいい加減な事を言ったりするのは論外だとして、
そのリーダーの方も、誠心誠意、自分なりにその能力を使って読み取ったことを相手に伝えたとしても、実はそれ（第三者が決める事）は、神様の設定ではないのです。
「自分の魂の目的を自分で思い出す」ということが、神様の意図の中にあるのです。
なので、第三者の意見は、せいぜい参考にするのはいいのですが、自分で識別する必要があります。
誰かに、自分の魂の目的をそのように言われて、例えば、すごく具体的な、職業的なことを言われちゃったとします。
「あなたは、こういうことをこの人生でやるのよ」と。
「え、そうなんだ、でもこの人が言うんだから多分そうなんだろうな、私も、なんかそんなような気がしていました…」等々、そんな感じで受け取って、その為の具体的な準備をして、ある意味、その選択肢、自分自身が言われた方向に順調になると、確かにその人にとっては、
「ああ、やっぱりあの人が言ってることって素晴らしいわ、順調だな。やっぱり私はこういう魂の目的、こういう職業で自分を表現していくってことを、どうやら決めてきたんだろうな。あのリーダーの人は素晴らしいな」
という気持ちになるのです。
自分で判断することの重要性
そうすると、無意識のうちになのですが、何が起きるかというと、自分の識別心がどんどん、どんどん鈍くなって来るのです。
そして、「あの人が言ったことが正しい」となって、自分で何か重要な局面で重要なことを決める、という能力がどんどん鈍くなってしまうという危険性をすごく孕んでいるのです。
それから逆に、その人が言ったことを間に受けてやったことが、ことごとく上手くいかないとします。
そうすると、今度は何が起きるかっていうと、そのリーディングした人のせいにしていくのです。
「あの人がこういう風に言ったからやったんじゃないか…」と。
自分の人生に起きる事の責任は、100％自分で取っていかなければいけないというのが、自然法則なのです。
なのに私たちは、その第三者の助言や発言を、参考、ヒント、きっかけにするのはいいのですが、真に受けてしまう、鵜呑みにしてしまうのです。
自分で判断する、というプロセスを挟まないと、何が起きるかというと、自分で考えることを放棄したり、それで逆ギレするように、「あの人が言ったからこうしたのに、上手くいかないじゃないか、こんな目にあったじゃないかとか」となってしまい、これも、すごく大きなカルマになるのです。
自分で判断しなかったということが、どれだけ、ある意味で人生を無駄にしてしまったか、ということ、
つまり“自分で判断することの重要性を学ぶ人生を、またやり直さなければいけなくなる”可能性もあるのです。
いずれにしても、特に、「魂で何を決めて来たのか」というこの問いに関しては、まず、自分で見出して行かなければいけない、ということを前提にしていただければと思います。
私の場合、そういうことにだんだん気づいて来たのです。
魂の仕事を他者に明け渡さない
私も最初は、「誰か私をリーディングしてくれないかな」って思った時もありました…随分前に。自分の使命があるんだったら知りたいと。
使命というものを知らないと、もう生きていけないっていうぐらいに、「使命」というキーワードにすごく拘った時期もあったのですが、だんだん分かって来たのは、よく私が言う事なのですが、
「使命は先に立たず」
という事です。
「使命」を先に知るのではなくて、使命を、自分の日常の一つ一つの行為、行動をやって、起きて来ることを通してだんだん浮き彫りになって来ることが、ある意味での使命だな…
という風にも分かってきたので、最終的にそういうリーディングを誰かに頼むってことはやらなかったんですけど、
もし誰かに、「田久保さんは、こういうことをやる人ですよ」って、断言されちゃったら、私なりに、ちょっと距離を置こうって思っても、どこかでそれが残っちゃうと思うのです。
もしかしたら素晴らしい識別心を持っている人は、残らないかもしれないけど、人間は多かれ少なかれ、言われたことが残っちゃうのです。
なので、その後の展開が良い時はよくて、「やっぱりあの人の言ったことは良かったのかな…」ってなるのだけど、
悪いことが起きた時にその人を責め出すと、本質的な自分からすごく遠ざかる、ということになるので、
これは、あなたの自由意志ですけど、“「魂が何を決めてきたのか」ということを見出すのは、自分の仕事なんだ”ということは、私から聞いた一つの参考事項として受け止めていただきたいと思います。
自分で決める。
“神様はあなたに、この地上での魂の成長のプロセスを通して、自分の「魂の目的」を、結果として思い出してもらいたい”そういった思いを持っているんだろうな…ということを今、仮説として実行して検証中なのです。そういう一つの捉え方です。
『CTPeak“オンライン”トークイベント』のお知らせ
開催日時とトークテーマ：
2020年6月7日（日）13:30～16:00
テーマ： 「批判の想念で心が疲れてしまった方へ」
＊ ＊ ＊
●Web会議システム「Zoom」にて
参加費：［早割］3,000円（税込・事前振込）
講師：田久保剛
●CTPeak“オンライン”トークイベント参加予約はこちらから
セミナービデオ・無料プレゼントのご案内
プレゼント期間：2020年5月31日（日）まで※緊急事態宣言延長に伴い延長します
ビデオ内容：
『黎明』オンライン勉強会・第3回
〜田久保剛の『黎明』の解釈をもとに、定期的に学ぶオンライン勉強会〜
新企画！
『黎明』オンライン勉強会
〜田久保剛の『黎明』の解釈をもとに、定期的に学ぶオンライン勉強会〜
＊ 「Zoom」利用によるインターネット・ビデオ会議形式 ＊
第5回テーマ：『黎明』上巻 第11章「生まれ変わり」
● 日時： 2020年6月13日（土）14:00〜16:00（※今回より30分延長の2時間になります）
● 対象箇所： 新版『黎明』上巻 第八章「誕生と死」
● 講師： 田久保剛（たくぼたけし）
● 参加費： 2,000円 （税込）
※当日の勉強会収録ビデオ付き（ストリーミング、ダウンロード形式/編集後、後日配布）
● 形式：Web会議システム「Zoom」にて
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
★勉強会・収録ビデオが大好評です！
★『黎明』勉強会・バックナンバー（収録ビデオ）のご購入はこちら！
