前回の「地球に生まれて来た理由(その2)」の続きです。
自由自在の神の領域から見れば、ある意味で、この不自由極まりない「地球」で、肉体を纏った人間を表現するからこそ経験できる事がある。
そう捉えると、
『今起きている事の意味』
がわかってきた…という、田久保剛の体験に基づき、その意味についてお伝えします。
最適化された今
私がよくお話しすることに、「今が最適化されている」というものがあります。
何のために“最適化”されているのか?
それは、あなたが自分で設定して選択したステージ、この地球に来て、一番、学びの深い、最も学べるような状況のためです。
学校の教育に喩えた時に、その生徒さんが何を今学んで、どういう問題集を解いたら最も学力が高まるか…ということを、その生徒さんよりも、もう少し経験を積んだ先生が、完璧なカリキュラムを作ってくれているのです。
私達にとっての「今」は何かっていうと、たとえば、今日、今は、あなたが参加しているこの教室です。
そして、朝起きて、職場に行き、そして、あなたの目の前にいる人、目の前に起きている出来事、体の状態、心の状態、仕事の状態、お金の状態、今、あなたの現実に起きている事に向き合って行くことが、
結果的に、あなたが設定して来た、「地球に何をしに来たのか」を知る為の、もうそれ以上ない、最適なプロセスだということなのです。
私達はよく、余計な事を考えちゃうのです。
「こんなことやっていていいのかな…」
「この人と向き合わなくするためにはどうしたらいいか…」
「この経済状態を何とかするために宝くじを買う…」
とか(笑)
ちなみに宝くじを買うことを否定している訳ではないですよ。
つまり、何が言いたいかというと、如何に、「今、目の前の事」をスキップするか…という事に、かなりの労力を割こうとするのです。
そうではなくて、「今、目の前の事」が最も最適なのです。
私達よりも、もっと賢い存在が…これは正に、ハイヤーセルフと言って、いわゆる、高次の自分、もっともっと全体を見渡す事の出来る自分が、最適な「今、目の前の事」を、お膳立てをしてくれている、というのが私の考えです。
転生の仕組み
ですから、ある意味、何も考えなくて良いのです。
地球に生まれてきた理由を知るために最適な事が、今、今日、目の前に起きている。
もう、何も難しい事を考えずに、この先生が言ってくれた問題を一生懸命解けば、地球に生まれてきた理由に近づく事が出来る。
そして、いつかそれが分かる時が来る。
(私はこの人生が終わってからで良いと思っていますが…)
高次の自分と、この地球のステージで学んだ自分が一緒に肩を並べて、
「いや〜設定通りよく頑張ったな、あの時ちょっと迷ったけど、でも、本当にこの事を気づけて良かったね」
「ああ、あの時ね、本当に一歩踏み込んでやれたね。ここに来た設定通りの事が出来たね、良かったね…」
という時が来るか、
「何か、全部忘れちゃっていたね…」
「どうして、最初に算数ドリルの答えを見る事ばっかりに、ほとんどの時間を使っちゃったんだろうね…」
と振り返る時が来るか。
それを解くことによって身に付く学力、それを解くことによって開花する感性。
「これはどういう状況なのか、どっちを選ぶのか…」ってことを、本当は、あなた自身が磨くことが出来るはずなのです。
「今、起きている事」を通して。
でも、
「偉い先生が言ったから…」
「この本にこういうふうに書いてあるから…」
「こういうふうに言われているから…」
このように、ある意味で鵜呑みにしちゃったりとか、
「今、起きている事」をスキップをしてしまう事によって、
それを自分で見つけ出すことによって得る答え、というものを鈍らせてしまう。
そして、いつか、自分の人生を振りかえた時に、
「ああ、あの時、大事な感性を磨く機会を横に置く努力ばっかりしていたね…どうする?」
「本当に得たいものは、今回、100点満点中40点だったかもしれないよ…残り60点どうする?」
「…もう一回やります」
等といって、それが一番効率的に学べるようなステージを、もう一回選ぶ。
これが転生の仕組みだと思っています。
まずは今に向き合って見る
何をしに、ここに来たのか、何をしに地球に来たのか…
それは、今は分からないけど、少なくとも、今、この地球上ででしか味わえない事を通して、磨かれるものを磨いていく、成長していく、感性を鋭敏にしていく、
ここでなければ出来ない事、そして、お膳立てされた、今のあなたの目の前にいる人、事、物を通して、はじめて得られ、分かってくる。
こういう捉え方をすると、多くの方の悩みが変化してくるような気がするのです。
私は、いつも、毎日のように聞かれるのです。
「どうしたらいいでしょうね…」
「早く答えが知りたい…」
「先に知りたい…」
「田久保さん、そういうけど…こうなったら… もっとこうなっちゃったら、どうすればいいんですか?」
…「それ、そうなってから言ってよ…」
って言いたいのです、本当は(笑)
「その前に、今、私が言ったことをやってみない?」
そんな事を感じるのです。
今、目に前に起きている事に向き合う、という事が答えなのに、
「え、でも、その結果、こうなっちゃったらどうすればいいんですか?」
という質問がすごく多いのです。すごくよく分かります、その気持は。
否定するつもりもありません。
でも提案があるのです。
それは何かというと、
「その前にやってみようよ」
つまり、
「今日、起きている事に、まず向き合って見ようよ」
という事です。
地球に何の為に生まれて来たかを知るために、今、目の前の事をやればいいのです。もう、それだけ。そうすると、分かってきます。
ちょっとずつ、0.1ミリずつかもしれないけど、キュッ、キュッ、キュッっと…分かってきます。
「何の為に地球に生まれて来たか」って言う事は、
「何の為に地球に生まれて来たかを識る為」に来たのです。
この意味の理解が、ちょっとずつ変わって来る、分かってくると思います。
私は、それでいいのだと思います。
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