現象世界の真実は「100％自作自演の世界」

私たちの目の前に展開している「現象世界」の本質とは何でしょうか。この世界にはどんな意味があるのでしょうか。

「現象世界」を現している根源の視点、普遍意識から見た一つの捉え方について、田久保剛のトークイベントからお伝えします。

1 本当の自分にハマる
2 『100％自作自演の世界』
3 神を味わう経験
4 神と共に在る真の平安
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本当の自分にハマる

今、私がこうして話している霊的真理の話は、私の経験に全部基づいています。

最初、私は「仮説、仮定」から入ります。

「もし、そうだとしたら…」という事で、私の日常生活に起きてくる事に置き換えてやっていくと「あ、本当だ…本当だ…」と確信が深まってきます。

ただ、そうすると私の経験からは出られなくなってしまうのですが、もうひとつ、そのようにやっていると、もっと深い所から、「それが真実だよ…」という、これは根拠を超えた確信のような感覚がどんどん湧き上がってきます。

その根拠を超えた確信があると、こうやって言葉で表現できるようになってきます。

こうしてご縁のあった皆さんに、是非お伝えしたい事は、このような情報を、一個でも二個でもいいから、ご自身の日常に置き換えて、まさにデータを採るように検証すると、ハマります。

あなたにハマる。自分にハマる。

あなたのエゴ、自我意識、個体意識…私なら、“田久保剛”というこの肉体を通して魂を表現している“個”の存在ではなくて、この田久保にハマるのではなくて、「神が田久保（あなた）を通してやっていることにハマる」。

「ああ、神様は俺を通してこういうことをやりたかったんだ…」「ああ、こういうことを味わいたかったんだ」「こういう経験をしたかったんだ」「こういう解消をしたかったんだ…」という事にハマってくる。

『神様があなた（自分）を通してどんなことを経験したいのか…』が趣味になると人生が本当に充実したものになってきます。

どちらかというと、この事が中心となって、その色んな協力者として、この現象世界に於ける楽しみ、喜びももちろん味わっていける、そのように盛り立ててくれるようなものはありますが、

でもその中心は、たとえば、お金を手に入れるとか、どこかに旅行に行くとか、何か高い車を手に入れるとか、家を建てるとか…というのは付帯的にはありますが、

全部、何の為に、というその中心には、「神があなたを通しての経験」がるのです。

「ああ、神様こういう経験したいんだ…」と。

『100％自作自演の世界』

「あなたは、これが欲しかったんだろうけど、これ欲しいなら、これ経験しておきな…」というような、私たちのエゴ的な視点に於ける願望ではない…

「そんなもの欲しいの？こっちの方が面白いよ…」っていうのが来たりとか、もしくは、「それを本当に味わうなら、先にこっちをやっておきなよ…」とか、いろいろと変化球的な事は来ますが、

この枠組み（自我意識）を取ると、「ああ、だから（こうなったの）か…」って見えてきます。

それが楽しい。だから、「神様、今度は何を自分に用意してくれているのだろう…」「この映画の次の展開はどうなるのだろう…」って。

まさに、『自作自演』なのです。

すべて自作自演。

『100％自作自演の世界』

…これが現象世界です。

自作自演の「自」が何を指し示すのか、これには説明が必要です。

あなたのエゴが「自作」しているのではないのです。あなたのエゴが自作自演したら、今とは全然違うドラマを望むと思うのです。

「もっとお金があったら…」「もっとこんな楽が出来たら…」「もっとこんな容姿だったら…」「こんな人と結婚できたら…」等々、

あなたの自我が自作したら、全然違うドラマになっちゃうと思うのです。
「なんだ…自作自演だったら、もっとこうなってもいいじゃないか…」って思うかもしれませんね。

「自」は、そのあなたではない。

神を味わう経験

この自作自演の「自」こそが、私たちの実在、「本当の自分」、つまり私達人間の本来の意識状態、普遍意識、全体意識です。

だから、普遍意識が、全体意識が、より大いなる、あなたの“本当”が、いろんな経験をしたい。

無限に経験したい。

少なくとも、物質次元のあの地球では、70億通りのいろんな経験をしたい。

だから、Aさんにはこう…Bさんにはこう…Cさんにはこう…という事を、「自作」して、そして、あなたの人生に現れてくる他の魂の存在達も、元は普遍意識なのですから、「自作自演」している訳です。

お互いがお互いに必要な経験、お互いがお互いに、必要な学び、成長し合う、「じゃあ、俺は絶対にお前を見つけ出して、絶対に赦せない表現を演じてやるよ…」等と、自演している訳です。

自作自演しながら、ではその結果手に入っているものは何かというと、たとえば私たちは映画館に行くと、「スリル満点だったな…」という爽快感、スッキリ感、もしくは、「凄く味わい深かったな…」「涙出る程感動したな…」もしくは、「すごく社会について深く考えさせられたな…」とか、

いろんな経験値、もしくはストレス解消もあるかもしれない…いろんな経験をしている、味わっている…という事です。

これは、私たちが理解する上での方便ですが、でも私は、そういうふうに捉えると、いろんな事が納得できるのです。

「本当だ、そうなってるよ…」「本当だ…」

神と共に在る真の平安

確かに、「これだけは俺、向き合いたくないよ…」って事も起きてきます。

でも、「間違った事は起きていない」。「すべて最適化されている」。

だとしたら、これを避けるという自由意志も確かに与えられているかもしれないけれど、一度、ちょっと角度を変えて、向き合って見ようか…そう言って、いろいろと自分なりにネガティブに反応してしまう心の対処の仕方等もいろいろと試しながら、向き当て行ったら…

「ああ、こういうことか…」「ああ、あれが起きなかったら、絶対にこの事に気づけなかったな」「ああ、なるほど、こういうことがあったから、これが最終的に教えてくれた。俺の人生の中で繰り返し繰り返しのパターンとして、いろんな人が手を変え品を変え示し続けてきた事の最終的なものが降って来たな…」
「俺がず〜っと避けてきたから、最後、あの人がボスキャラを演じてくれたんだな…」と、いうような事に気付いたりとか。