「万理一空」〜万物は一つの普遍意識の顕れ〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
田久保剛

昨年末、中学生の娘が持ち帰った通知表の通信欄に、「万里一空」という文字がありました。

なんでも、この担任の先生は、生徒一人一人に合った四文字熟語を通信欄に贈っているらしく…なかなか粋な計らいをする素晴らしい先生ですね。

初めて知った言葉でしたが、その言葉の意味を田久保剛なりに解釈すると、とっても深い真理が表現されていました。

「万里一空」の辞書上の意味

通知表の成績は、1学期よりも努力の成果が示されていましたが、その通信欄には、娘が学力向上という“一つの目標に向かって努力”する姿を「万里一空(ばんりいっくう)」の言葉で評したとの記述がありました。

私は初めて知った言葉でしたが、始め、なんとなくその意味がピンとこなかったので、調べると、

もともとは宮本武蔵の著した「五輪書」の「山水三千世界を万理一空に入れ、満天地ともまとめる」に由来する表現である。
(辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書より)

との事ですが、私はこの辞書の「万理一空」という表記を観て、「なるほど!!よくぞ我が娘をこの言葉で評して下さった」と思った訳です。

田久保剛

CTPeak全従業員での恒例の初詣

 

さて、Weblio辞書の別箇所には、

万理一空とは、世界のすべては同じ一つの空の下にある、という見方を表す表現である。どこまで行っても同じ世界だと、冷静に物事を捉える精神的境地を示すとされる。転じて、どこまでも同じ一つの目標を見据え、たゆまず努力を続けるという心構えを表す語として引用されることも多い。
(辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書より)

と記載されているのですが、私が「なるほど!!」という想いになったのは、この部分ではなく、

「万理一空」という言葉が指し示す本質的な意味は、その背後に在る、もっと味わい深いところにあるぞ…

と、独自解釈モードがはたらいて、その完全なる独自解釈に自分で納得して、「なるほど!!」と感じたのです(^_^;

「万理一空」の田久保の解釈

まず、先生が記述した文字は、「万里一空」と書かれており、“り”の部分が、“里”の漢字で表記されています。

これは、空間的な意味での「万里」、遠く、長く、広いといった意味では、その通りで、調べると諸説あるのですが、上記辞書内では、「万里一空」を「万理一空」の“別表記”という扱いをしています。

さて、この“り”の部分が“理”としての「万理一空」が、「五輪書」に記載されている表現とのことですので、まさにそれこそ宮本武蔵が辿り付いた境地の本質的な表現として適していると思います。

“理(ことわり)”と表現されることで、それは“真理”を意味すると考えられ、“万理”とは、「この世界の総ての存在の真理」というのが、私の解釈です。

田久保剛

そして、つづく“一空”、これも深いですね。“同じ一つの空の下”というSkyの“空”という意味でも十分通じる言葉ですが、私は、仏教で言うところの“空(くう)”が、その本質的意味ではないかと思うのです。

“空(くう)”も、様々な解釈がありますが、私は、まさに私たち人間を含めた総ての生命の本来の意識状態、遍く存在する一つの意識、「普遍意識」と同義語と捉えています。

つまり、私は「万理一空」とは、『総ての真理は一なる普遍意識』『万物は普遍意識という一つの意識の顕れ』という意味として解釈しました。

だとしたら、まさに、娘の通知表に記された言葉は、父親である私がお伝えしていることと同じじゃないか…なるほど、この先生は、なかなか鋭いな…なんて思ってしまったわけです(笑)

今こそ普遍意識にフォーカスする

別々の考え、別々の価値観、別々の宗教、別々の容姿…

人類を始め、この地上の生きとし生ける様々な生命の表現、この世界に表現されている様々な別々の存在の真理は、総て普遍意識が別々の表現として顕れたもので在る

自分とは違うもの、他者への批難、批判、攻撃、争い、戦い…

こうした分離の表現を通し、戦い、争うという経験で何かを学んで行く、という大きな時代の流れは、着実に変化して往き、まさに大いなる一なる意識に統合していく経験のエネルギーが大きくなってきます。

今は、現象的には、むしろ逆行しているかのように見えますが、ある意味で、その最終段階と言えるので、今の時期は、その真理を見極め、混乱に囚われ巻き込まれず、正に、「万理一空」という真実に意識の焦点を合わせる事が重要です。

そして、普遍意識が、それぞれの表現を通して多くの経験を味わっているという自覚に至り、ご縁のあった方々が役割を成就されるお手伝いができるよう、今年も精一杯、楽しみながら私の仕事に邁進していこう…

先生が娘に贈った言葉に、改めてこうした想いを抱いた年末年始でした。

ちなみに、私の娘の名前は、“真理を大きく示す”という想いを込めて付けたのですが、その学校生活での娘の在り方に「万理一空」という、この意味深い言葉で評して頂いた担任の先生に深い感謝の気持になりました。

田久保剛

2018年元旦、家族で近所の神社へ初詣


「カルマ・ヨガ実践講座」〜School of Karma Yoga〜(SKY)

参加者随時募集中!
(2020年11月14日まで、オープニング割引キャンペーン実施中!)


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事もおすすめです

おすすめ関連記事

コメントを残す

*